新加入コバチッチがもたらす新たな可能性 ロドリの攻撃参加にも大きな影響が……

今夏にマンCに加入したコバチッチ photo/Getty Images

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今夏にチェルシーから加入のMFコバチッチ

プレミアリーグが開幕し、3試合が経過した。3冠王者のマンチェスター・シティは唯一の3連勝を記録し、良いスタートを切っている。

2節のニューカッスル戦や3節のシェフィールド・ユナイテッド戦は1点差の厳しいゲームを制し、見事勝利を収めた。開幕から今シーズンも好調ぶりを見せているのが、MFロドリだ。3試合で2ゴール1アシストを記録しており、早くも昨シーズンのリーグ得点数に並んだ。

昨シーズンより、得点に絡む機会やアタッキングサードへの侵入が増えているロドリ。昨シーズンまでとのプレイの違いには新加入のクロアチア代表MFマテオ・コバチッチの存在が大きいという。
「私の役割ではないとわかっていても、改善できると思う。自分にはできると分かっているし、ゲームを読んでストライカーやウインガーに注意を払う状況では、彼らが生み出したファイナルサードでこのスペースを利用できる。この意味で私は改善しようとしている」

「もし(コバチッチが)私の隣でプレイすれば、確かに(彼はもっと前に進むことができる)。イルカイとケビンは私よりもはるかに高い位置でプレイしていたので、私は彼らをカバーする必要があった。でも今はマテオのおかげでもっと前に進むことができる。彼は非常に経験豊富で賢い選手だ。彼とプレイするのは簡単だ。彼はボールを持ってラインを破る特別な能力がある。また彼は流暢なスペイン語を話すのでコミュニケーションも取りやすいんだ 」(英『Manchester Evening News』)

昨シーズンは、イルカイ・ギュンドアンとケビン・デ・ブライネと中盤を組むことが多かったロドリ。自分よりも攻撃的な選手との組み合わせということもあり、カバーリングなど後方からの支援に徹していた。

しかし、今シーズンはコバチッチと並んで中盤の底を形成するパターンが多く、コバチッチが横にいることで自分も前に行くことができると感じているようだ。また、コバチッチも攻撃参加ができるので、この2人はうまくバランスをとりながら攻撃に参加している。コバチッチのボールを運ぶ能力はプレミア屈指であり、すでにマンCでもその片鱗を見せている。

コバチッチはすでに加入したばかりとは思えないほどチームに溶け込んでおり、特にロドリとは長年組んでいたかのようにプレイしている。

ロドリがここまで3試合で2ゴール1アシストを記録し、新たな進化を見せようとしている影には新加入コバチッチの存在が関係している。ギュンドアンは退団し、デ・ブライネも怪我をしてしまって、復帰まで時間がかかるため、コバチッチへの期待は高まるだろう。

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