ユナイテッド左SB問題を誰が解決する? ククレジャか、それともアヤックス・ルートを使うのか

アヤックスでテン・ハーグの教えを受けたタグリアフィコ photo/Getty Images

教え子のタグリアフィコという手も

左サイドバックのルーク・ショー、タイレル・マラシアが同時に離脱し、緊急事態のマンチェスター・ユナイテッド。移籍市場のクローズまでにはもう時間がないが、現在起用可能なのは若手のアルバロ・フェルナンデスしかおらず、ノッティンガム・フォレスト戦はディオゴ・ダロトを左で起用し急場をしのいだ。だが、そのダロトもフィットしていたとはいえず、週末にはアーセナル戦が控えている。戦力の獲得は喫緊の課題だ。

現在、最右翼と考えられているのがチェルシーのマルク・ククレジャだ。マウリシオ・ポチェッティーノ監督はククレジャよりもイアン・マートセンを好んでおり、ククレジャには出番が回ってこない。昨季チェルシーに6000万ポンドもの移籍金で移籍しグレアム・ポッター元監督と共闘するはずだったが、ポッターは中途解任、ククレジャも満足なパフォーマンスを見せたとは言い難かった。

しかしブライトン時代に見せていた才能は、環境が変わることで発揮されるかもしれない。英『Daily Mail』は、昨季10試合以上に出場したサイドバックのなかで、1試合平均2.8タックルを記録した選手がククレジャのほかにいないことに注目している。おそらく、もっとも可能性が高いのがククレジャだろう。

また、エリック・テン・ハーグ監督が指揮していたアヤックス時代のコネクションを活用するかもしれないとも報じられている。狙いはリヨンのニコラス・タグリアフィコだ。タグリアフィコはテン・ハーグとアヤックスで共闘しており、また左センターバックを務めるであろうリサンドロ・マルティネスのこともよく知っている。しかしククレジャと異なり、リヨンで出場機会を失っているわけではなく、あと2日で交渉をまとめるのは難しいだろう。

他にもブレントフォードのリコ・ヘンリー、トッテナムのセルヒオ・レギロンらの名前が挙がっている。ユナイテッドの左SB問題は、決着をみるだろうか。

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