サラー、お金を受け取らないで! アンフィールドでの居場所とサウジの富はどちらが貴重か

サウジ移籍に揺れるサラー photo/Getty Images

依然サウジ方面からの強い関心

サウジアラビアのアル・イテハドからのオファーを受けているといわれる、リヴァプールFWモハメド・サラー。同クラブは今夏、FWカリム・ベンゼマ、MFエンゴロ・カンテ、MFファビーニョと欧州のビッグスターたちを獲得し、スター軍団の様相を呈しつつある。

英『Daily Mail』によれば、移籍金は1億1800万ポンドにも及ぶようだ。まさに札束攻勢だが、イアン・ハーバート氏はコラムで「お金を受け取らないで、モー・サラー」と綴っている。

「キーガン、ダルグリッシュ、スーネス、ジェラードがかつて走った神聖な芝生であるアンフィールドに、お金よりももっと深いなにかがあるかもしれないと感じることが、愚かな感情でないことを祈りたい」

「土曜の午後に、何度もコップエンドから『Running Down the Wing』という歌詞(サラーのチャントのこと)と、「サラアー!」という長く低いリフレインが鳴り響くとき、それがこの選手にとって残忍な数学的計算を超えてくれることを願っていた。やめてください、モー・サラー。お金を受け取らないで」

アンフィールドは、世界中のサッカースタジアムのなかでも類を見ない特別な場所であり、そこには数多のレジェンドたちの記憶が刻みこまれている。そこでプレイすることの価値と、サウジアラビアがもたらす富と、どちらが貴重なのかということだ。

サラーは果たしてどちらを選ぶのか、答えはまもなく出ることになる。

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