イングランド代表の2列目は豪華すぎ 好調のスターリングでも入れぬサバイバル「前回から誰か1人を外すのは……」

チェルシーで良いスタートを切ったスターリング photo/Getty Images

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チェルシーでの継続的なアピールが不可欠

31日、イングランド代表は9月9日に予定されているEURO2024予選・ウクライナ戦と、12日のスコットランド代表との親善試合に向けた代表メンバーを発表した。

マンチェスター・ユナイテッドで出番のないDFハリー・マグワイア、サウジアラビアへ向かったMFジョーダン・ヘンダーソンなど代表監督ガレス・サウスゲイトお気に入りのプレイヤーが変わらず召集される一方で、注目されたのがチェルシーFWラヒーム・スターリングの落選だ。

スターリングも長らくサウスゲイトお気に入りの選手だったが、さすがに現在のイングランド代表は2列目の層が厚い。スターリングは今季開幕から良いスタートを切っていたが、メンバーには入れなかった。
2列目で選出されたのはマンチェスター・シティよりフィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュ、アーセナルよりブカヨ・サカ、マンチェスター・ユナイテッドよりマーカス・ラッシュフォード、クリスタル・パレスよりエベレチ・エゼといった選手だ。センターフォワード候補ではバイエルンFWハリー・ケイン、ニューカッスルFWカラム・ウィルソン、アーセナルFWエディ・エンケティアが招集を受けており、ここのポジション争いは極めて激しい。

サウスゲイトもスターリングのことをチェックしているようだが、今回招集したメンバーへの信頼を口にしている。

「(前回6月の)代表メンバーには本当に満足していた。ラヒームを復帰させるには他の誰かを外さなければならないが、前回メンバーから誰か1人を外すのは難しかった。ラヒームがシーズンをうまくスタートさせたのは本当にうれしい。コンディションは良さそうだし、ハングリーな状態のようだ。彼は我々にとって重要な選手だけど、我々の2列目では激しい競争があるからね。他の選手たちも全員シーズンをうまくスタートできたと思う」(『90min』より)。

怪我の影響もあったが、スターリングが最後に代表でプレイしたのは昨年のワールドカップ・カタール大会だ。スターリングもまだ28歳の選手ではあるが、来年のEURO2024とその先のワールドカップ・2026年大会を目指すにはチェルシーでハイパフォーマンスを継続するしかない。代表のアタッカー争いはかなり熾烈なものとなっており、1年後のEUROへ生き残りを懸けたサバイバルはますます激化していくことだろう。

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