リヴァプール相手にインパクトを残せるか
今季はチャンピオンズリーグ出場権を失い、ヨーロッパリーグの方に回っているリヴァプール。先日行われた組み合わせ抽選会ではオーストリアのLASKリンツ、ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズ、フランスのトゥールーズと同じグループとなり、いずれも格下だ。リヴァプールの実力ならば決勝トーナメント進出は当然のミッションと言える。
この組み合わせにドキドキするファンは少ないかもしれないが、リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』は別の楽しみもあると主張する。
それは3クラブに所属する若手タレントの存在だ。過去にはチャンピオンズリーグで対戦したザルツブルクのFW南野拓実に目をつけ、リヴァプールが獲得に動いたこともあった。今回もリヴァプールとの対戦で印象を残した選手には、リヴァプールのスカウトが目をつけることになるかもしれない。
その1人として同サイトが名前を挙げたのが、サン・ジロワーズでプレイするDF町田浩樹(26)だ。決して若手とは言えない年齢ではあるが、同サイトはレフティーDF町田もリヴァプールのレーダーに載るかもしれないと注目する。
「ユニオン・サン・ジロワーズでは、日本代表の町田浩樹も注目すべき選手だ。彼はスピードがあり、ゲームを非常によく読むセンターバックであり、貴重なレフティーでもある。間違いなくアンフィールドのレーダーに載る可能性のある選手だ」
他には同じサン・ジロワーズよりフィンランド期待の20歳MFキャスパー・テルホ、DFノア・サディキ(18)、LASKリンツのFWマリン・リュビチッチ(21)、トゥールーズの23歳FWザカリア・アブカウ、23歳のオランダ人FWタイス・ダリンガらが挙げられている。
「最大の有望選手の一人は間違いなくキャスパー・テルホだ。20歳のフィンランド世代別代表選手である彼は、サン・ジロワーズにてクラブ加入以来平均91分ごとにゴールに関与している。彼は右サイドでプレーする左利きの選手で、ウイングとしてもサイドバックとしてもプレイできる。ポテンシャルが高く、間違いなく三笘の後に続く選手だ」
「LASKでは、マリン・リュビチッチが注目に値する。過去には、ハイドゥク・スプリト出身とのことから「スプリトのキリアン・ムバッペ」なんて評価もあった。最近は少し不調に陥っていたが、ムバッペと比較される評判はリヴァプールの興味をそそるのに十分だ」
果たしてリヴァプール相手にインパクトを残す者は出てくるのか。町田の挑戦も楽しみで、リヴァプール攻撃陣を抑え込めば評価は一気に上昇するだろう。