ベリンガム、ライス、マディソン、フォーデンら“黄金の中盤”どう活かす ワクワクするイングランド代表は完成するか

レアルで活躍するベリンガムは最大の注目プレイヤー photo/Getty Images

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ファンが求めるのは攻撃で圧倒するサッカーか

クラブと代表の戦いはまた別のものだが、今のイングランド代表ほどワクワクするメンバーも珍しいだろう。

何よりの注目は中盤だ。今夏に1億500万ポンドとされる移籍金でウェストハムからアーセナルへ移籍したMFデクラン・ライス、新天地レアル・マドリードで早くも5ゴールと圧巻のパフォーマンスを見せるMFジュード・ベリンガムの2人がいるのだ。

ライスもアーセナルでさすがの働きを見せており、現世界トップクラスの守備的MFであることは間違いない。ベリンガムも20歳にして完成された超万能MFであり、レアルで見せている得点力を代表でも見せたいところ。
さらにマンチェスター・シティMFフィル・フォーデン、新天地トッテナムで抜群の働きを見せるMFジェイムズ・マディソンも忘れてはならない。

フォーデンの場合はマンCで激しいポジション争いがあり、昨季は途中出場も目立った。しかしクオリティは抜群で、今季もMFケビン・デ・ブライネが離脱したチームを懸命に引っ張り、すでに3アシストを記録している。

英『Manchester Evening News』はこのMF陣を代表監督ガレス・サウスゲイトがどう連携させるのか注目している。

もちろん中盤だけでなく、前線にもアーセナルの主軸であるFWブカヨ・サカ、バイエルンへ移籍した絶対的エースのハリー・ケインが構えており、彼らと豪華MF陣も上手く絡めていく必要がある。

やや守備には不安もあるが、それでも中盤から前線にかけては世界トップレベルのクオリティだ。今回は負傷で離脱したが、中盤へのコンバートも可能なリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルド、マンCの2列目に入るMFジャック・グリーリッシュもいる。とにかく今のイングランドはオプションが豊富なのだ。

サウスゲイトにとっては嬉しい悩みであると同時に、プレッシャーもあるだろう。ファンはクラブで見せているパフォーマンスを代表でも見たいと考えるはずで、それを引き出すのがサウスゲイトの仕事となる。

中でも今月はベリンガムが最大の注目株と言えるが、サウスゲイトはレアルで輝く20歳のスターをどう組み込んでくるだろうか。

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