もう“12回”もドリブルで抜かれている…… マンUの守備職人カゼミロは衰えてしまったのか

マンUでプレイするカゼミロ photo/Getty Images

今季はややスロースタートに

今月1日にフィオレンティーナからモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトをレンタルで獲得したマンチェスター・ユナイテッドだが、中盤の構成はどう変わるのだろうか。

開幕からパフォーマンスが不安視されているのは、中盤の底に位置するカゼミロだ。

昨夏マンUに加入したカゼミロは経験値も豊富なボールハンターで、マンUの中盤を束ねる存在として心強いMFだった。しかし、31歳で迎えた今季は少々スロースタートだ。コンディションが整っていないのか、それとも年齢による衰えがきているのか。アムラバトの補強には中盤の守りを引き締めたいとの思いがあるはずだ。

英『Caughtoffside』もカゼミロの状態を問題視しているが、気になる数字の1つに挙げられたのが『ドリブル対応』だ。

「今季のカゼミロは、プレミアリーグの他のどの選手よりもドリブルで抜き去られている。その数はすでに12回を記録しており、憂慮すべきスタッツだ。ただ、中盤のパートナーシップに問題があるのも確かだ。ここにはフィオレンティーナからソフィアン・アムラバトをレンタルで獲得しているため、指揮官エリック・テン・ハーグもカゼミロへの依存を緩和できると考えているはずだ。アムラバトは勤勉なボックス・トゥ・ボックスのMFで、カゼミロの仕事量は大幅に軽減されると予想される」

マンUは今夏にMFフレッジを手放しており、一部では運動量豊富なフレッジが抜けたこともカゼミロの負担を増やしているとの見方がある。アムラバトはそれを補える存在で、中盤にエネルギーをプラスしてくれるはずだ。

カゼミロのパフォーマンスレベルも上がってくると心強いが、マンUは中盤の守備を整えられるか。開幕4試合の内容にはサポーターも納得していないはずだ。

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