モウリーニョは今季途中に解任されるかも? 1分2敗の立ち上がりに漂う不穏な空気

モウリーニョ・ローマのスタートは苦しいものに photo/Getty Images

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18位スタートと立ち上がりは最悪

まだセリエAは開幕から3試合を消化しただけだが、ジョゼ・モウリーニョ率いるローマの立ち上がりは厳しいものとなっている。

開幕節で格下サレルニターナに2-2で引き分けると、続くヴェローナ戦とミラン戦はどちらも1-2で落としてしまった。1分2敗のスタートで順位は18位だ。

伊『Gazzetta dello Sport』は早くもモウリーニョがシーズン途中に解任されるのではないかと不安視している。今季はモウリーニョ政権3年目だが、モウリーニョのチームは過去にも3年目に大苦戦した事例がある。ローマでも同じことが起きる可能性もゼロではないだろう。
重要なのは、この代表マッチウィークの活かし方だ。資金力に限りがあるローマは今夏の補強もやや寂しいものとなっているが、チェルシーからレンタルでFWロメル・ルカクを獲得することには成功した。攻撃のカギを握るのはルカクで、まずはこの代表マッチウィークの間にコンディションを上げてほしいところ。

新戦力のMFフセム・アワールとMFレナト・サンチェスが離脱しているなど不運な要素もあるが、モウリーニョはチームを立て直せるだろうか。過去に指揮してきたチェルシーやレアル・マドリード、インテルなどに比べると戦力は地味であり、こうしたチーム状態でこそモウリーニョのスペシャルな手腕に期待がかかる。

代表マッチウィークが明けると、まずはエンポリとのホームゲームから再開だ。その後も国内リーグではトリノ、ジェノア、フロジノーネ、カリアリ、モンツァと格下との戦いが続く。ここでも勝ち点を稼げないとなれば、緊急事態となりそうだ。

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