アザール、ヴィツェルら黄金世代から新世代へ ドク、デ・ケテラエル、オペンダらベルギーは強さを維持できるか

EURO2024出場を目指すベルギー代表 photo/Getty Images

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先輩たちを超えられるか

エデン・アザールら黄金世代の集大成として臨んだ昨年のワールドカップ・カタール大会でグループステージ敗退に終わり、新たな世代にバトンタッチしようとしているベルギー代表。

今月のEURO2024予選に臨むメンバーは若手が目立つ構成となっており、GKティボー・クルトワとMFケビン・デ・ブライネも負傷離脱中だ。ルカクやMFヤニック・フェレイラ・カラスコ、DFヤン・フェルトンゲンといった経験豊富な選手も入ってはいるが、やはり世代交代の途中との印象が強い。

黄金世代に比べると少しばかり地味だが、タレントはいる。中盤ではエヴァートンMFアマドゥ・オナナ、ノッティンガム・フォレストMFオレル・マンガラ、アストン・ヴィラMFユーリ・ティーレマンスといった若手&中堅世代が中心となるだろう。
前線では、今夏マンチェスター・シティへ移籍したドリブラーのジェレミー・ドク、ライプツィヒへ移籍したロイス・オペンダ、アタランタで一歩を踏み出したFWチャールズ・デ・ケテラエルといった選手が未来のエース候補だ。右のウイングに入る20歳のPSV所属FWヨハン・バカヨコも楽しみな若手で、ベルギーが強さを維持するには若手の底上げが不可欠。

前線ではアーセナルFWレアンドロ・トロサールも充実した時間を過ごしており、それなりにタレントは揃っている印象だ。

英『The Guardian』も若手が目立つ新生・ベルギーの未来を気にかけており、中でもマンCへ移籍したドクを最重要プレイヤーに指名している。

「現在のチームにはキャップ数が10未満の選手が15人いる。その中でドクは14試合に出場しており、比較的ベテランな方だ。ベルギーの強化に貢献したいと考えている彼には、特にマンチェスター・シティ所属の選手という肩書を背負って、より大きな責任を負うことが求められるだろう」

EURO2024で上位へ進むには若手の成長が欠かせないが、黄金時代に負けない世代を作れるだろうか。

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