イングランドの“CB1番手”になってもおかしくない? ブライトンで経験積んできたダンクに巡ってきたチャンス

ブライトンでプレイするダンク photo/Getty Images

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センターバックはまだ柱が決まっていない

EURO2024の優勝候補にも挙げられるイングランド代表に不安なポジションがあるとすれば、センターバックだろう。豪華な中盤、前線に比べるとセンターバックは層が薄い印象だ。

今月の代表メンバーでは監督ガレス・サウスゲイトお気に入りのハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)も招集されているが、マグワイアはクラブでの出番が限られるなど評価を落としている。マグワイアを最終ラインの軸に据えるのは難しい。

若いチェルシーのリーヴァイ・コルウィル、クリスタル・パレスのマーク・グエーイも招集されているが、どちらも代表での経験は浅い。
興味深い存在となるのがブライトンDFルイス・ダンク(31)だ。

ダンクは2018年に1度だけイングランド代表としてプレイしているが、それ以降はチャンスがなかった。しかしブライトンで通算420試合をこなすなどコツコツと実績を積み上げ、再び代表に招集されるようになったのだ。

代表での経験は浅いかもしれないが、ダンクは今プレミアリーグで最も刺激的なサッカーを展開していると言っても大袈裟ではない指揮官ロベルト・デ・ゼルビの指導を受けている。クラブでの経験値は十分で、代表のスタメンを任せても問題はないはず。

英『The Guardian』によると、ダンクもEURO2024へモチベーションを高めている。チーム内では優勝を現実的な目標に掲げる声もあるようで、欧州の頂点に立てるとの感触が選手間に広がっているようだ。

「先日ミーティングをしたんだけど、監督がEURO優勝について話していて、選手たちもその可能性を考えているんだ。昔に比べてメンタリティは大きく変わっていると思う。大会でどこまで到達できるかではなく、僕たちはこのトーナメントに勝つつもりだ」

センターバックでは、ミランで経験を積むフィカヨ・トモリも招集されており、トモリも興味深い実力者だ。やや足下の対応に不安はあるものの、身体能力は高い。

他にはマンチェスター・シティで大きく飛躍したジョン・ストーンズがおり、ひとまずストーンズのポジションは確実か。とはいえ、相棒を含めレギュラー争いはまだまだオープンだ。ダンクにも割って入るチャンスはあるはずで、残り1年でどこまでアピールできるか楽しみだ。

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