マクトミネイがまさかの得点ランキングトップ クラブで出番待つ男は代表で燃える

先制点を奪ったマクトミネイ photo/Getty Images

鬱憤を晴らすかのような活躍

EURO2024予選、スコットランド代表はキプロス代表に3-0と快勝。消化数が異なるものの、5連勝でグループA首位を堅持している。

この試合で先制点を決めたのが、マンチェスター・ユナイテッド所属のMFスコット・マクトミネイだ。開始まもない6分、アンドリュー・ロバートソンのクロスをジョン・マッギンがフリック。飛び込んでいたのがマクトミネイで、頭で合わせて先制点を奪っている。

マクトミネイはこれで、欧州予選6ゴール目。デンマークのラスムス・ホイルンド、ベルギーのロメル・ルカクと並んで得点ランキングトップにいる。これは少々意外な結果だが、マクトミネイが本来秘めている得点力が表に出ているとみるべきだろう。守備的なポジションを任されることも多いが、強烈なミドルシュートやゴール前に飛び込む動きも秀逸な選手だ。

英『Daily Mail』でも、その英雄的な活躍はクラブでの苦境とまったく対照的だとマクトミネイの活躍を取り上げた。マクトミネイは今夏クラブを離れるのではないかとすら言われており、ウェストハムなどへの移籍が取りざたされていた。最終的に残留したが、プレミアリーグではわずか7分の途中出場にとどまっている。

今夏はメイソン・マウントやソフィアン・アムラバトを補強し、層が厚くなったユナイテッドの中盤。マクトミネイは出番を得るのに苦労しているが、その鬱憤を晴らすかのような代表での活躍はエリック・テン・ハーグ監督の考えを変えることにつながるだろうか。

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