“今後10年”のバロンドールはどうなる? ベリンガム、ムバッペ、ハーランド、ヴィニシウスら候補者大予想

レアルで活躍するベリンガムにもチャンスありか photo/Getty Images

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メッシ&ロナウドに続く新時代のキングになるのは誰だ

7日、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が2023年のバロンドール候補30名を発表した。

その中には8度目の受賞を目指すFWリオネル・メッシの名前はあったが、常連だったFWクリスティアーノ・ロナウドは選外に。長年バロンドールはメッシとロナウドが争ってきたが、今は2人とも欧州リーグを離れており、本格的に世代交代の時がきた印象だ。

今回のバロンドールに関しては昨年のワールドカップを制しているメッシも有力な候補者となっているが、2024年以降のバロンドールはどうなっていくだろうか。
今回英『GIVE ME SPORT』は、今後14年間のバロンドール受賞者を大胆に予想している。

2024年:ジュード・ベリンガム

2025年:キリアン・ムバッペ

2026年:キリアン・ムバッペ

2027年:フィル・フォーデン

2028年:ガビ

まず上記の5年を見てみると、中心はムバッペだ。同メディアの大胆予想では、ムバッペが来季にレアル・マドリードへ向かうと予想。今季はパリ・サンジェルマンに留まっているが、パリではチャンピオンズリーグを制覇できないとの予想なのだ。

ムバッペがCLを制するのはレアルへ移籍して以降との読みで、2026年にはワールドカップがある。ここで同メディアはフランス代表を優勝予想に挙げており、ムバッペが2年連続受賞するとの読みだ。

次に注目したいのは2028年のガビだ。バルセロナで主力を務めるガビはまだ19歳になったばかりで、全盛期はここからだ。スペインはガビの他にもペドリ、最近はバルセロナで16歳のFWラミン・ヤマルが特大のポテンシャルを披露し始めるなど、若いタレントが揃っている。彼らが成長した5年後にスペインがEURO2028を制するとの予想なのだ。そこでガビが有力候補になるというわけだ。バルセロナもガビやペドリ、ヤマルらが育てば、5年後には面白い構成になっているのではないか。

ハーランドも複数回受賞するだけの実力はある photo/Getty Images

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2029年:アーリング・ハーランド

2030年:ヴィニシウス・ジュニオール

2031年:エヴァン・ファーガソン

2032年:キリアン・ムバッペ

2033年:フロリアン・ヴィルツ

ハーランドは昨季マンチェスター・シティで3冠を達成しており、今回のバロンドールも有力候補の1人だ。今後もシティでタイトルを重ねるならば、ムバッペと同様に複数回受賞のチャンスが出てくると予想される。

2030年のヴィニシウスに関しては、同メディアがワールドカップ2030年大会の優勝予想にブラジル代表を挙げているためだ。ブラジルはバルセロナ入りが内定しているFWヴィトール・ロッキ(18)、レアル・マドリード入り内定のFWエンドリック(16)ら楽しみな若手が出てきており、7年後の2030年はヴィニシウスやロドリゴ・ゴエスといった選手を中心に豪華攻撃陣が完成しているとの予想がある。ネイマールもワールドカップ制覇は経験していないが、ヴィニシウスらの世代で再びセレソンを世界の頂点に押し上げられるだろうか。

2031年のファーガソン選出も面白い。ブライトンでブレイクしている18歳のファーガソンは、そう遠くないうちにビッグクラブへ向かうと予想されている。プレミアのビッグクラブへ移籍するならば、今から8年の間にプレミア制覇や得点王に輝いている可能性は十分に考えられる。同メディアもアラン・シアラーが持つプレミア最多得点記録にチャレンジできると期待しており、そこまでのストライカーに成長できればバロンドール候補にも入ってくるだろう。

これらはあくまで予想だが、ここからの10年はムバッペとハーランドを中心にバロンドール争いが展開されることだろう。2人がメッシ&ロナウドのようなライバル関係になっていく可能性もあるはずで、そこにベリンガムやガビ、フォーデンといった天才肌のMFが絡んでいく格好か。

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