レアル離れて“6年”で渋い守備職人に大変身 ダニーロが迎えた全盛期「マドリードで彼を懐かしむ人はほとんどいなかった」

ユヴェントスで活躍するダニーロ photo/Getty Images

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ユヴェントスでは主役級の存在に

今のセレソンにおいて、最も『いぶし銀』との表現が合う選手ではないだろうか。

守備職人として抜群の安定感を見せているのがDFダニーロ(32)だ。

ダニーロは2012年に母国ブラジルのサントスを離れ、ポルトガルの名門FCポルトへ移籍。そこからはレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、現在所属するユヴェントスと各国のビッグクラブを渡り歩いており、経歴はなかなか派手だ。
ただ、全盛期は32歳を迎えた今だ。レアルやマンCでは絶対的な主力というわけではなかったが、ユヴェントスでは本職のサイドバックに加えてセンターバックでプレイする機会も増加。万能の守備職人として評価を上げ続けている。

スペイン『as』もレアル・マドリードを離れた2017年にはダニーロがここまで進化するとは予想していなかったと現在の活躍に驚いており、今が最高の状態とベテラン戦士を称える。

「マドリードで彼を懐かしむ人はほとんどいなかったが、今や彼はユヴェントスのリーダーであり、最高のDFの一人だ。後方から攻撃を組み立てる能力に加えてカバーリングの速さにも定評があり、セリエAでも最高のDFの一人と言える。ダニーロはクラブだけでなく、セレソンでも輝いている。ブラジルを再び世界の頂点へ導くための影のボスの一人であり、ダニーロは最高の時期にある」

ダニーロは9日に行われたワールドカップ南米予選・第1節のボリビア戦にも右サイドバックとしてフル出場している。決して派手なタイプではないが、最終ラインのバランスを取るうえでダニーロは外せない。

FCポルト時代は攻撃力が評価されていたため、今の姿を想像していた人は多くないかもしれない。ビッグクラブで生き抜くために渋く技術を磨いてきた印象で、今では超万能の守備戦士としてクラブ&代表でフル稼働している。

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