またも北マケドニアに勝てなかったイタリアは危険モード? もうEURO予選で負けは許されない

イタリア代表監督に就任したスパレッティ photo/Getty Images

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次のウクライナ戦は勝利が絶対

指揮官交代からいきなり結果を出すのは難しいものだが、ルチアーノ・スパレッティを新指揮官に迎えたイタリア代表は9日のEURO2024予選・北マケドニア戦を1-1のドローで終えてしまった。

イタリアは2018年より代表監督を務めてきたロベルト・マンチーニが電撃的に辞任し、急遽ルチアーノ・スパレッティを招聘していたのだが、その初陣は渋いドローとなった。北マケドニアといえば、イタリアが2022ワールドカップ・カタール大会出場を懸けたプレイオフで敗れた因縁の相手だ。リベンジを果たしたいところだったが、今回も苦い結果となってしまった。

伊『Calciomercato』は「良くない。なぜなら勝てなかったからだ。リードしていたが、終了9分前に捕まってしまった。グループの順位表は複雑になっており、これで火曜日のウクライナ戦は絶対に勝たなければいけなくなった」とアズーリに発破をかける。
消化試合数には差があるものの、イタリアはグループCで3位に位置している。3試合を終えて1勝1分1敗と渋い成績だ。このグループは5試合を戦っているイングランドが勝ち点13で首位、4試合戦っているウクライナが勝ち点7で2位となっている。イタリアは12日にウクライナと対戦するが、ここでの取りこぼしは避けなければならない。

スパレッティは昨季ナポリをスクデットに導いており、攻撃的なスタイルに定評がある。今回の北マケドニア戦へ向けたトレーニングでも高い位置からのプレッシングや中盤の積極的な攻撃参加などマンチーニとは異なるアプローチを見せていると話題だったのだが、就任1試合目から結果が出るほど甘くはなかったか。アウェイの北マケドニア戦は相手よりも少ない9本のシュートで終えてしまった。

イタリアはEURO2020の王者であり、その意地を見せてほしいところ。これ以上の取りこぼしは許されず、スパレッティには早くもプレッシャーがかかっている。

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