「完全にフィットした冨安は怪物」、「アーセナルのベストDFの1人」 冨安はアーセナルの“CB”に入れることを証明した

ドイツの攻撃を防いだ冨安 photo/Getty Images

世界からも称賛の声集まる

やはり日本代表DF冨安健洋はワールドクラスだ。

日本代表は9日に行われた親善試合でドイツ代表を4-1で撃破したが、このゲームでは板倉滉と冨安のセンターバック2人の存在が際立っていた。

中でも冨安のプレイで強烈だったのは、スルーパスに抜け出したドイツ代表FWレロイ・サネを猛追してシュートをブロックした前半のシーンと、今度は後半に同じくサネをショルダーチャージで吹き飛ばしたシーンだろう。スピードスターとして知られるサネに追いつく脚力、弾き飛ばすパワー、ポジショニングのセンスなど、やはり冨安のディフェンスレベルは現代表の中でも1歩か2歩先を行く。

冨安を妨げるものがあったとすれば、それは怪我だ。アーセナルへ移籍してからの冨安は筋肉系の故障が目立ち、フル稼働できないシーズンが続いている。今も怪我の不安は拭えないままだ。

ただ、英『GIVE ME SPORT』は「負傷によりかなりの期間離脱するまでは、彼はアーセナルのベストDFの1人であった」と改めて冨安の実力を絶賛する。

負傷離脱している間にベン・ホワイトが指揮官ミケル・アルテタの信頼を勝ち取ったこともあり、現在冨安はアーセナルでスタメンを確保できていない。アーセナルではもう少しアピールが必要かもしれないが、今回のドイツ戦で実力の高さは示せた。あのクオリティならばアーセナルのセンターバックに入ることもできるはずだ。

SNS上では世界のファンからも称賛の声が集まっており、「まさにチームに加えるべき宝石だ。彼がなかなか先発できていないのは驚くべきこと」、「ワールドクラスのディフェンダーだ」、「完全にフィットした冨安は怪物」など、ドイツ戦のパフォーマンスには世界も驚いたようだ。

まずは怪我を乗り越えてフルシーズンを戦うのが第一目標となるが、コンディションさえ整っていれば弱点の少ないDFとして世界のアタッカーを封じ込めることができる。その凄さはドイツ相手に十分示せたのではないだろうか。

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