ポルトガルはEUROも《C・ロナウド1番手体制》で臨むのか 快勝続きの中で難しい38歳FWの起用法

ロナウドはEURO予選でも中心に photo/Getty Images

難しい世代交代のタイミング

今のポルトガル代表で何かと議論を呼ぶ存在となっているのが、FWクリスティアーノ・ロナウドだ。

38歳を迎えたロナウドは欧州を離れ、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレイしている。すでに全盛期は過ぎたと考えられるが、ポルトガル代表を指揮するロベルト・マルティネスはロナウドを招集し続けている。

EURO2024予選でもロナウドを先発で固定しており、今月も8日のスロバキア戦でもフル出場だ。

この采配にポルトガル『A Bola』は、「ロナウドを90分間ピッチに置き続けた特別な理由はあったのか?」と采配に疑問を呈している。

ロナウドはEURO予選でも3月のリヒテンシュタイン戦とルクセンブルク戦で2ゴールずつ、6月のアイスランド戦で1ゴールを決めるなど一定の結果は残しているが、ロナウドのスタメン固定に疑問を抱いているサポーターもいるだろう。

特に今月のスロバキア戦では、マルティネスが交代カードを2枚しか使わなかった。ベンチにはリヴァプールFWディオゴ・ジョタとパリ・サンジェルマンFWゴンサロ・ラモスが残っていただけに、ロナウドが90分間プレイしたことに同メディアも疑問があるようだ。

その後11日に行われたルクセンブルク戦ではロナウドが出場停止となっていたため、代わりにジョタとラモスが先発。2人は2ゴールずつを決め、チームは9-0の大勝を飾っている。相手は格下のルクセンブルクだが、ジョタとラモスの実力も高い。

特にラモスは新世代のセンターフォワードとして期待できるが、マルティネスはEURO本大会でもロナウドをスタメンに固定していくのだろうか。ここはかなり議論が分かれるだろう。

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