チェルシーへの移籍を 「大きな決断だった」と語るパルマー 出場機会を求めて移籍した注目の若手はチャンスを掴めるか

今夏チェルシーに移籍したパルマー photo/Getty Images

マンCの生え抜きは今夏、新天地に

マンチェスター・シティのアカデミーでサッカーキャリアをスタートさせ、U-18ではキャプテンも務めたMFコール・パルマー。

2020年のカラバオカップでトップチームデビューを果たしたパルマーは、同じくアカデミー出身でトップチームに活躍しているMFフィル・フォーデンの次に来る存在として大きな注目を集めていた。

“NEXTフォーデン”の呼び声が高かったパルマーだが、マンCのトップチームの選手層の厚さを前に出場機会を確保することができていなかった。それでも昨シーズンは、公式戦通算25試合に出場し、1ゴール1アシストを記録していた。

今シーズンもコミュニティシールドや、UEFAスーパーカップでゴールを奪い、今夏に退団したFWリヤド・マフレズの穴を埋める活躍が期待されていた。しかし、リーグ戦はわずか10分のみの出場となり、移籍最終日にチェルシーへの移籍が発表された。

パルマーはチェルシーへの移籍についてこう語っている。

「私は(シティでの出場権獲得のための)競争を避けていると言っているわけではない。なぜなら、そんなことをしたことがないからだ。私は数年間そこ(トップチーム付近)にいたので、自分のポジションでもっとプレイする機会が欲しかったし、もっと影響力を与えたかった」

「それは大きな決断だった。木曜日に練習場を出たとき、翌日ロンドンに行くことがわかっていた。車で出ようとしたときに、『15年もここにいるんだな』って思った」

「私はレンタル移籍をしたことがないからそれと違うかどうかはわからない。私は一度もマンチェスターから出たことはない。私がマンチェスターの外に出たのは、休暇かアウェイの試合のときだけだ。そこに行くのは変な気分だが、時間を無駄にすることはできない。私はそれに取り組まなければならない(英『Daily Mail』より)

またパルマーは「チェルシーがプロジェクトについて説明してくれて、私はそのプロジェクトが気に入った」ともコメントしており、チェルシーへの移籍を選んだ理由には出場時間の確保とチェルシーのプロジェクトが大きく関係しているようだ。

若手中心の新生チェルシーでパルマーがどのような影響を与えるのか注目だ。

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