「フィジカルの面で日本と太刀打ちできなかった」 トルコ指揮官も絶賛の森保JAPANは世界で戦えるフィジカルになりつつあるのか

欧州遠征で2連勝を飾った森保JAPAN photo/Getty Images

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欧州遠征で2連勝を飾った

森保一監督が率いる森保JAPANは9月の欧州遠征にて10日にドイツ代表、12日にトルコ代表と対戦した。

2022年のカタールW杯の再戦となったドイツ代表との試合では、リベンジに燃えるドイツ代表を終始圧倒し、4-1と大勝を収めた。続くトルコ戦では、1点差に詰め寄られる場面もあったが、最終的には4-2で勝利を収めた。

強豪との欧州遠征を2連勝で飾った森保JAPAN。トルコ代表を率いるシュテファン・クンツ監督は日本代表戦をこう振り返っている。
「前半は本当に酷かった。日本は裏を狙ってくるから気をつけるようにと選手たちに指示していたが、彼らのトランジションは凄まじく、暴力的でさえあった」

「個人のミスもあったし、何よりフィジカル面で日本に太刀打ちできなかった」(トルコ『NTVSPOR』より)

日本のフィジカルを賞賛しているトルコ指揮官のクンツ監督。フィジカルは数年前までは日本代表と世界の強豪国との大きな壁の1つとなっていたが、少しずつ世界レベルに到達しつつあるのかもしれない。

ドイツ戦では冨安がサネのスピードとフィジカルに勝るプレイぶりを見せた。また板倉や町田、谷口など競り合いでも戦えるDF陣の存在も大きい。中盤にもブンデスリーガでは無類の強さを誇ったデュエルマスターの遠藤がいる。中盤でボールを狩る能力は世界屈指の選手たちにも劣らない。

前線では、三笘や伊東といった個で打開できるスピードを持つドリブラーを擁している。また久保や鎌田、堂安や古橋といった違いを作り、所属クラブでしっかりと結果を残している選手も多くいるのが今の森保JAPANだ。

デュエルでも戦えるようになり、スピードで相手を置き去りにできる選手も複数人いる森保JAPANのフィジカルは世界レベルに届きつつあると考えていいだろう。

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