F・トーレス、ラウールをも超える得点率 “スペイン代表歴代得点数5位”まで上げてきたモラタの実力

スペイン代表の現エースはモラタ photo/Getty Images

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過小評価されているところがあるか

近年苦戦が目立つスペイン代表では、絶対的なセンターフォワードが不足していると言われ続けてきた。だが、世界はFWアルバロ・モラタを過小評価しすぎているのかもしれない。

モラタは8日に行われたEURO2024予選・ジョージア戦でハットトリックの活躍を見せており、チームも7-1で大勝。昨年のワールドカップ・カタール大会でもグループステージにて3試合連続ゴールを奪っており、グループ最終節で戦った日本代表もモラタにヘディングシュートを決められてしまった。

スペイン『MARCA』もモラタの得点率を称えているが、モラタは代表通算66試合に出場して33ゴールを奪っている。この得点数はスペイン代表歴代でも5番目に多い数字だ。
1位はダビド・ビジャ(98戦59ゴール)、2位はラウール・ゴンザレス(102戦44ゴール)、3位はフェルナンド・トーレス(110戦38ゴール)、4位はダビド・シルバ(125戦35ゴール)、そしてモラタ(66戦33ゴール)だ。

1位のビジャを超えるのは難しいかもしれないが、すでに3位のフェルナンド・トーレスの数字は視界にとらえている。何より見事なのは得点率で、モラタはこの上位5人では2番目に優れた1試合平均0.5ゴールとなっている。

スペインではバルセロナに所属する16歳のFWラミン・ヤマルが代表デビューを飾り、他にも成長著しいダニ・オルモや若いペドリ、ガビといった才能豊かなMFが続々と出てきている。モラタもフィニッシャーとして計算できるはずで、復権へ準備は進みつつあるのではないだろうか。

黄金期を支えたカルレス・プジョル、ジェラール・ピケ、セルヒオ・ラモス級のDFは見当たらないが、攻撃力は悪くない。今月はジョージアに7-1、続くキプロス戦で6-0と攻撃陣が結果を出しており、来夏のEURO2024でもモラタが好調をキープできるならば上位が見えてくるはずだ。

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