ネイマール、ハメス、アザール、ポグバらの世代は期待はずれ? 30代で急失速した才能多く

ハメスもピークは2014年のW杯だったか photo/Getty Images

メッシ、ロナウドに続くキングが誕生するかと思われたが……

リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドに続くスーパースターが誕生するはずが、やや谷間の世代になってしまっただろうか。

スペイン『MARCA』が注目したのは、1991~1993年生まれのプレイヤーたちだ。この世代の選手たちは最近何かと話題を呼んでいるが、残念ながらネガティブなものも多い。

例えばMFポール・ポグバ(30)だ。ユヴェントス復帰後は怪我による離脱が続き、先日にはドーピング検査で陽性反応が出たと報じられた。結果次第ではキャリアが大きく変わる可能性もあり、フランスから出てきた天才MFには残念な話題が目立つ。

世代の近いところでは、サウジアラビアに向かったFWネイマール(31)もやや期待はずれだっただろうか。特別な才能の持ち主であることは確かだが、悲願としていたバロンドールとワールドカップ制覇は実現できていない。31歳と早い段階で欧州を離れることになり、アル・ヒラル移籍に納得していないファンもいるだろう。メッシ、ロナウドに続く世代を引っ張る存在になると期待されたが、少しばかりペースダウンするのが早かった。

他にもレアル・マドリードで最悪の補強の1つとなってしまったFWエデン・アザール(32)、2014ワールドカップ・ブラジル大会が最大の輝きとなり、その後移籍したレアル・マドリードで結果を残せないまま欧州を離れたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(32)、アザールと同じくリーガ・エスパニョーラ最悪の補強の1つとなってしまったMFフィリペ・コウチーニョ(31)、怪我続きでアズーリの柱になりきれなかったMFマルコ・ヴェッラッティ(30)らの名前を同メディアは挙げており、最近この世代は明るい話題に恵まれていない。

後輩ではFWキリアン・ムバッペ、アーリング・ハーランド、MFジュード・ベリンガムといった才能がサッカー界の主役となってきており、1991~1993年生まれの選手たちはメッシ世代とムバッペ世代に挟まれるような格好となってしまった。ネイマールもパリ・サンジェルマン加入当初はキングだったが、その座が徐々にムバッペのものとなり、今やパリの王はムバッペだ。

いずれも凄い才能の持ち主なのは確かだが、当初の期待の大きさに比べると物足りないところもあったか。この世代からバロンドール受賞者が出るかと思われたが、その壁は厚かったようだ。

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