たった“142分”でチェルシーでの得点関与数に並んだ J・フェリックスが1億2700万ユーロの輝きを放つとき

バルセロナで活躍するJ・フェリックス photo/Getty Images

2019年からは難しい時間を過ごしてきた

難しい時間を過ごしてきたFWジョアン・フェリックスは、ようやく自分に合うベストチームを見つけたのかもしれない。

今夏にアトレティコ・マドリードからバルセロナにレンタルで加入したフェリックスは、19日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のアントワープ戦で2ゴール1アシストを記録。

その3日前に行われたレアル・ベティスとのリーグ戦でも1ゴールを奪っていたため、これでフェリックスはバルセロナ加入から4ゴールに関与したことになる。

フェリックスは昨季後半戦をチェルシーで過ごしていたが、チェルシーでは20試合に出場して4ゴール0アシストの成績だった。バルセロナではすでにその数字に並んだことになるのだ。チェルシーでは1189分間プレイしていたが、バルセロナではまだ142分だ。この142分でフェリックスの評価は大きく変わろうとしている。

フェリックスは2019年にベンフィカから1億2700万ユーロの移籍金でアトレティコに加わったが、ここまでの4年間は思うような結果を残せない時間を過ごしてきた。1億2700万ユーロの移籍金が注目度を引き上げすぎたところがあり、フェリックスには批判的な声もあった。

だが、実力は本物だったということだろうか。アトレティコでは指揮官ディエゴ・シメオネのスタイルに合っていないとも言われてきただけに、バルセロナはようやく見つけたフェリックスに合うクラブなのかもしれない。

まだシーズンは始まったばかりだが、フェリックスはどこまで数字を伸ばしてくるのか。10代の頃より天才肌と騒がれてきたポルトガルの才能がいよいよ本領を発揮するときだ。

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