新戦力補強“4億ポンド”で言い訳は許されない? マンU指揮官テン・ハーグに厳しい視線

マンUを指揮するテン・ハーグ photo/Getty Images

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リーグ戦でも厳しい戦い続く

1年目の昨季はプレミアリーグでトップ4入り、EFL杯を制するなどマンチェスター・ユナイテッド指揮官として一定の結果を残したエリック・テン・ハーグだが、今季の立ち上がりはなかなか厳しいものとなっている。

国内リーグでは5試合を戦って2勝3敗の13位、チャンピオンズリーグではグループステージ第1節でバイエルンに3-4で敗れた。

敵地でのバイエルン戦を落としたのは仕方がないところもあるが、選手のミスが頻発するなど後味の悪いゲームが続いているのは確かだ。リーグ戦ではブライトンにクオリティの違いを見せつけられて1-3で敗れており、テン・ハーグには厳しい視線が注がれている。
その理由の1つに、テン・ハーグ就任から補強に多額の資金を投じてきたことが挙げられる。

今夏もアタランタからFWラスムス・ホイルンドを7200万ポンド、チェルシーからMFメイソン・マウントを6000万ポンド、インテルからGKアンドレ・オナナを4400万ポンドで引き抜いており、いずれも安い金額ではない。

しかもホイルンドは怪我で出遅れ、マウントもフィットしないまま怪我で離脱、オナナは直近のバイエルン戦でセーブミスをしてしまったばかりだ。サポーターの不満が溜まるのも頷ける。

就任1年目の昨夏はアヤックスから教え子のFWアントニーを8550万ポンド、同じくアヤックスからDFリサンドロ・マルティネスを5500万ポンド、レアル・マドリードからMFカゼミロを7000万ポンド、フェイエノールトからDFタイレル・マラシアを1460万ポンドで獲得しており、英『Daily Mail』はテン・ハーグ就任から4億ポンドを補強に費やしてきたと取り上げている。

この補強費を考えると、リーグ戦13位発進は納得できないだろう。怪我人が出ている不運はあるが、そもそもマウントなどチームにフィットするのか怪しい選手もいる。

フィオレンティーナから緊急的にMFソフィアン・アムラバトを迎えているが、テン・ハーグは状況をひっくり返せるのか。昨季1年目の評価は上々だったが、今季は早くも苦しい状況を迎えている。

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