81本もシュート打って5ゴール…… あまりにも低いチェルシー攻撃陣の決定率に改善策はあるか

苦しい立ち上がりとなっているチェルシー photo/Getty Images

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シュート数そのものは多いが……

今季よりマウリシオ・ポチェッティーノを指揮官に迎え、新たなスタートを切ったチェルシー。就任当初は若手育成に長けた指揮官として期待も大きかったが、開幕からの5試合は1勝2分2敗と厳しい結果だ。

何より寂しいのは、5ゴールしか奪えていない攻撃面だ。チャンスメイクの質が悪いのか、それとも決定力が乏しいのか、見方は様々だろう。

というのも、チェルシーは第5節終了段階で81本のシュートを打っている。これはトッテナムの101本、マンチェスター・シティの97本、ブライトンの93本に次ぎ、リヴァプールと並んでリーグ4位タイの多さなのだ。
シュートにまでは持ち込めているのだが、それで5ゴールのみとは寂しい。決定率は6.2%と極めて低く、打っても打っても決まらないといった状態だ。

怪我人の問題もあるだろう。ライプツィヒから獲得したFWクリストファー・エンクンクは今夏の目玉補強だったが、早々に負傷離脱してしまった。ビジャレアルから獲得したFWニコラス・ジャクソンが奮闘しているものの、22歳のジャクソンはまだ経験が浅い。ビジャレアルでは一定の結果を残したが、ビッグクラブ特有のプレッシャーには慣れていない。特にチェルシーは昨季結果が出ていないこともあり、ストライカーのジャクソンにはプレッシャーがかかりすぎているところがあるかもしれない。

センターフォワードのエリアには大きな課題を残すが、ポチェッティーノは最適解を見つけられるのか。現状の攻撃力はビッグクラブとして寂しすぎるものがあり、このままではトップ6入りも厳しいだろう。

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