デ・ヨング&ペドリ離脱でも戦える? フェリックス、ロメウ、カンセロら加入でバルサの選手層はかなり厚くなっている

昨季よりバルサの選手層はアップしている photo/Getty Images

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戦力は昨季以上

攻撃陣を中心に調子が上がってきていたバルセロナに厳しいニュースだ。

中盤を統率してきたMFフレンキー・デ・ヨングが負傷で1か月ほど離脱すると見られており、しばらくの間中盤の柱を失うことになった。

同じ中盤ではペドリも離脱が続いており、2人はバルセロナMF陣の中でも特別な才能を誇る。指揮官シャビ・エルナンデスには頭の痛い問題だ。
ただ、スペイン『Tribuna』はバルセロナが今夏の補強もあってかなり層が厚くなっていると評価しており、今のバルセロナならばデ・ヨング&ペドリの穴を埋められるのではないかと主張する。

確かに中盤ではイルカイ・ギュンドアン、オリオウ・ロメウと経験豊富な2人を迎え、プレシーズンには20歳のフェルミン・ロペスが戦力になることも確認された。さらに複数の役割をこなしてくれるセルジ・ロベルト、絶対戦力のガビ、そしてアトレティコ・マドリードからレンタルで加えたジョアン・フェリックスもいる。フェリックスはより攻撃的な選手ではあるが、インサイドハーフにも入れるだろう。デ・ヨング、ペドリと同じ役割をこなせる選手はいないかもしれないが、オプションは豊富だ。

最終ラインもセンターバックはジュール・クンデ、アンドレアス・クリステンセンに加え、ロナルド・アラウホも負傷から戻ってきた。アスレティック・ビルバオからイニゴ・マルティネスも加えており、昨季リーグ最少失点を記録した守備陣も層は十分だ。

サイドバックもマンチェスター・シティからレンタルで加えたジョアン・カンセロが大ヒットしており、左サイドには伸び盛りな19歳のアレハンドロ・バルデ、ベテランのマルコス・アロンソがいる。

最近爆発している前線も層は厚く、絶対的エースのロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、フェラン・トーレス、16歳のラミン・ヤマル、前述したフェリックスと、ポジション争いもかなり激しくなっている。

デ・ヨングの離脱が痛手なのは確かで、10月末にはレアル・マドリードとのクラシコも控えている。クラシコでもデ・ヨングを起用できないとなればピンチだが、同メディアが主張するように全体的にオプションは豊富だ。リーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグの両方を戦うだけの選手層は揃っており、戦力は明らかに昨季を上回っている。

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