アーセナルの若手急成長が凄い サカ、マルティネッリら3年で“4億9200万ユーロ”も上がった市場価値

アルテタの下で成長するアーセナルの選手たち photo/Getty Images

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今の強さは若手の成長によるところが大きい

プレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、全体的に若い選手が目立つチーム構成となっている。

ミケル・アルテタ体制が上手くいっているのは戦術的な部分に加え、若手の育成がスムーズに進んでいる点が大きい。移籍情報サイト『Transfermarkt』は、アーセナルの選手たちの市場価値がこの3年で計4億9200万ユーロも上昇したと取り上げている。

例えばキャプテンマークを巻く24歳のMFマルティン・ウーデゴーは加入当初4000万ユーロの市場価値だったが、今では倍となる9000万ユーロまで増加。すっかりチームのリーダーとなっており、アーセナル加入から大きく成長している。
アカデミーから出てきた選手が成長している点も大きい。1番のヒットはFWブカヨ・サカで、今や市場価値は1億2000万ユーロに達する。これは現在のプレミアリーグでもマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドの1億8000万ユーロに次いで2番目に高い評価額だ。

出番は限られているが、MFエミール・スミス・ロウも3500万ユーロまで上昇。スミス・ロウもアカデミーで育ってきた23歳の有望株だ。

補強面では、何と言っても2019年にイトゥアーノから獲得したFWガブリエウ・マルティネッリのヒットだ。4年前はほぼ無名の存在で、市場価値も800万ユーロだった。それが今や10倍となる8000万ユーロにまで上昇しており、マルティネッリの引き抜きは近年のアーセナルにおける大ヒット補強だ。

他にもGKアーロン・ラムズデールは加入当時の2000万ユーロから倍の4000万ユーロへ、DFウィリアム・サリバもレンタル先のマルセイユから戻ってきた際の4000万ユーロが現在は6500万ユーロまで上昇。相棒のDFガブリエウ・マガリャンイスも加入当初の2800万ユーロから、現在は5500万ユーロまで上昇している。2人はプレミアでもトップクラスのセンターバックコンビだ。

若手の成長、補強のヒット、そしてアルテタの大胆な戦術などが噛み合い、アーセナルはリーグタイトルを狙えるチームへと変化した。今季もそのチャンスがあり、ヤング・ガナーズの急成長はプレミアの勢力図に大きな変化を与えている。

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