レアルを粉砕したアトレティコ左の翼 右足で仕掛けまくる左WBリーノこそアトレティコに不足していた存在だった

攻撃的な左WBリーノ photo/Getty Images

攻撃的に仕掛ける左WBがレアルを粉砕

24日にリーガ・エスパニョーラ第6節でレアル・マドリードを3-1で撃破したアトレティコ・マドリードは、左サイドからの攻撃が強烈な武器になっていた。

印象的だったのは、左のウイングバックに入っていたサムエウ・リーノだ。

アトレティコは昨年にポルトガルのジル・ヴィセンテからリーノを獲得し、昨季は同じスペインのバレンシアにレンタル移籍していた。

アトレティコでのプレイは今季からのことだが、その攻撃性は早くもチームの武器となっている。ジル・ヴィセンテでは通算100試合で27ゴールを決めるなど、23歳のリーノは攻撃的なポジションをこなしてきた選手だ。

その強みをアトレティコではウイングバックの位置から活かしており、また右利きなのも特長的だ。右利きの選手らしく左サイドから中へカットインするドリブルもあり、突破力はなかなか厄介だ。

スペイン『as』もリーノこそアトレティコに欠けていた存在と称え、「レアル・マドリード戦では、リーノが触れたものすべてが黄金に変わった」と伝えている。

レアルはアトレティコの左サイドから繰り出される攻撃に対応できず、クロスへの対応もお粗末だった。今回のダービーはアトレティコの完勝だ。

戦力的にアトレティコはリーグ制覇を狙うだけのレベルにあり、ライバルのレアル撃破からどう勢いに乗っていくか注目される。

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