「レジェンドに銅像を」 現役引退表明の小野伸二は今も古巣フェイエノールトから愛されている

フェイエノールトで活躍した小野 photo/Getty Images

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UEFA杯制覇の功績は色褪せない

27日、コンサドーレ札幌に所属するMF小野伸二が今季限りでの現役引退を表明した。

小野は日本サッカー界屈指の天才プレイヤーであり、そのテクニックは日本だけでなく世界をも魅了してきた。

小野の引退表明に反応したのは、小野の古巣フェイエノールトだ。
今でこそ海外組も珍しい存在ではなくなったが、小野がフェイエノールト移籍を決断した2001年はまだまだ海外で活躍する日本人選手は少なかった。しかも小野は2001-02シーズンにフェイエノールトの主力としてUEFA杯(現ヨーロッパリーグ)制覇に貢献している。フェイエノールトにとってはレジェンド的存在なのだ。

当時のチームには若かりし頃の元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー、ピエール・ファン・ホーイドンク、元デンマーク代表FWヨン・ダール・トマソンら各国の代表選手が揃っていた。決勝ではドルトムントを撃破しており、小野はこのゲームでも85分まで出場している。

SNSではフェイエノールトのサポーターから、「レジェンドに銅像を」、「スタジアムでそのスキルを見てきた」、「英雄だった」など、小野の現役生活を称える声が寄せられている。

2021-22シーズンには新設されたカンファレンスリーグで決勝まで進んだフェイエノールトだが、決勝ではローマに敗れた。欧州カップ戦を制したのは小野が在籍した2001-02シーズンのUEFA杯が最後となっており、そのチームの中心的存在だった小野がレジェンドと評価されるのも納得だ。

当時の柔らかいパスはエールディヴィジでも大いに話題を呼ぶことになり、日本サッカー界の扉を開いた選手の1人だ。

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