テルも急成長で34歳・ミュラーの序列はどうなる? 「トゥヘルの下でミュラーの状況がすぐに変わる可能性は……」

先発から外れる機会も増えたミュラー photo/Getty Images

今でもポジショニングは抜群だが……

新戦力のハリー・ケインに加え、バイエルンでは18歳と若いフランス人FWマティス・テルが急激に評価を伸ばしている。ケインの活躍はさすがの一言だが、18歳と若いテルが途中出場を中心にここまでの活躍を見せるのは少々驚きだったか。

それにより、前線の序列に変化が起きている。独『Kicker』が注目したのは、34歳のベテランFWトーマス・ミュラーだ。

長らくミュラーはバイエルンの象徴とも言える選手だったが、現在チームを指揮するトーマス・トゥヘルはミュラーをベンチスタートにすることも多い。それは昨季から続いていて、昨季はチャンピオンズリーグ準々決勝のマンチェスター・シティ戦で1stレグ、2ndレグともにミュラーをベンチスタートにしていた。

この起用法にサポーターから疑問の声もあったが、今季もここまでリーグ戦6試合とチャンピオンズリーグ1試合を合わせて174分間しかプレイしていない。

同メディアは、この状況がすぐに変わる可能性は低いと見ており、ミュラーの将来がどうなるのか気にかけている。

「ミュラーのピッチ上での出場時間と重要性は減少傾向にある。34歳のミュラーは、マティス・テルやエリック・マキシム・チュポ・モティングに次ぐ序列で、ジョーカーのオプションにもなっていない。トゥヘルの下でミュラーの状況がすぐに変わる可能性は低い。契約は2024年夏に満了となるため、ミュラーの将来は依然として不透明だ」

年齢を重ねてスピードなど衰えた部分もあるかもしれないが、今も気の利いたポジショニングなどセンスは抜群だ。その力を活かしてほしいと願うサポーターも多いはずだが、トゥヘルはミュラーをどう見ているのか。

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