遠藤航が“アンカー1番手”になる時はくるか 次節は先発との読みも「日曜のブライトン戦で先発できる可能性を示した」

リヴァプールにフィットし始めた遠藤 photo/Getty Images

ELでの交代はブライトン戦への準備か

5日にヨーロッパリーグ・グループステージ第2節でベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズと対戦したリヴァプールでは、日本代表MF遠藤航も先発出場していた。

その後遠藤は45分だけでピッチを退いたのだが、この交代は遠藤のパフォーマンスが悪かったからではない。チームは8日にブライトンとプレミアリーグで激突する予定となっており、英『Liverpool Echo』はそれに向けた準備の1つとして遠藤を早めに下げた可能性もあると見ている。

「おそらく、ユニオン戦でユルゲン・クロップが下した最も重要な決断は、ハーフタイムで遠藤航を下げたことだろう。遠藤の交代はモハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェスの交代と同じく、事前に計画されていたものの1つだろう。遠藤は45分間の出場で十分なパフォーマンスを見せており、日曜のブライトン戦でドミニク・ショボスライやアレクシス・マクアリスターらと並んで先発出場できる可能性を示していた。初期の不安定なパフォーマンスは消え去り、ブライトン戦へ向けて6番の役割を上手くこなしているように見えた」

今季開幕よりリヴァプールは好調を維持しているが、中盤のアンカー問題は解決されていない。マクアリスターを起用するパターンも多いが、マクアリスターもアンカーがベストポジションというわけではないだろう。

遠藤が中盤の守備に安定感をもたらし、シンプルかつ効果的にビルドアップに絡めるのであれば、先発のチャンスが回ってくるのが自然だ。遠藤ほど守備に強みを持つ守備的MFは今のリヴァプールに見当たらず、オプションとして機能すれば心強い。

果たしてプレミアリーグでも出番は増えていくのか。ブライトンには同じ日本代表のFW三笘薫も所属しているだけに、このカードは日本のサッカーファン要注目となりそうだ。

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