アジアカップ2015の“MVP”を覚えてる? 初優勝のポステコグルー率いる豪州支えたMFが再び代表へ戻ってきた

アジアカップ2015で活躍したルオンゴ photo/Getty Images

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2019年以降は代表から遠ざかっていたが……

今から約9年前に行われたアジアカップ2015では、現トッテナム指揮官アンジェ・ポステコグルーが指揮するオーストラリア代表が初優勝を飾った。

その2015年大会でMVPに輝いた選手を覚えているだろうか。

優勝したオーストラリア代表より、MFマッシモ・ルオンゴだ。
セントラルMFのルオンゴは決勝の韓国戦でも先制ゴールを奪っており、当時の優勝に欠かせないキープレイヤーだった。

しかし、その後は主力になりきれなかった。2018年のワールドカップ・ロシア大会では出番がなく、最後の代表戦出場は2019年1月に行われたアジアカップ2019・ベスト16のウズベキスタン戦まで遡る。

2019年以降は代表から遠ざかっていたが、今月5日に発表されたイングランド代表、ニュージーランド代表との親善試合に向けた代表メンバーに再び招集されたのだ。

現在31歳を迎えたルオンゴは、2015年から4年間をQPR、2019年から3年をシェフィールド・ウェンズデイ、2022年から1年間をミドルズブラ、そして今年1月にイプスウィッチ・タウンへと移籍しており、イングランド下位カテゴリーでプレイを続けてきた。

派手な成績を残しているわけではないが、現在所属するイプスウィッチ・タウンでは主力としてフル稼働している。そのパフォーマンスが現代表監督のグラハム・アーノルドに評価されたようだ。

ルオンゴとしても、アジアカップ2015がピークと思われるのは悔しいだろう。昨年のワールドカップ・カタール大会でオーストラリアはベスト16に入っており、来年1月のアジアカップ2024でも優勝を狙うだけの力はある。

ルオンゴは再び戦力となるのか。アジアカップ本番まで時間は限られているが、2015年大会MVPの再起に期待がかかる。

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