プレミアでわずか “4人”の偉業を成し遂げたアザール 世界を魅了したドリブラーのチェルシーでの輝かしい記憶

現役引退を発表したアザール photo/Getty Images

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現役引退を発表

ベルギー代表やチェルシーで活躍したFWエデン・アザールが10日に現役引退を発表した。

レアル・マドリードとの契約が1年残っていたが、双方の話し合いのもと、1年前倒しで退団することになったアザール。新天地でのプレイも期待されていたが、32歳で現役を引退することを決断した。

2019年にレアルに移籍してからは怪我の影響などもあり、結果を残すことができなかったアザール。レアル史上最悪の補強とまで言われ、晩年のキャリアは予想外であったが、チェルシー時代のアザールはまさに無双状態であった。
2012年にリールからチェルシーにやってきたアザール。チェルシーでは352試合に出場し、110ゴール92アシストを記録。2回のリーグ優勝やFAカップ優勝など多くのタイトル獲得に貢献している。

『Opta』によると、アザールは2018-19シーズンにリーグ戦で16ゴール、15アシストを記録しており、プレミアリーグで1シーズン15ゴール15アシスト以上を記録した史上4人目の選手だという。他3人は2002-03のティエリ・アンリ (24G 20A) 、1994-95のマット・ル・ティシエ (19G 15A)、1992-93のエリック・カントナ (15G 16A)となっている。

また、プレミアリーグでは85ゴールをマークしており、これを上回るチェルシーの選手はフランク・ランパードとディディエ・ドログバのみだ。他にもチェルシーの公式によると、アザールは平均すると、リーグで99分間ごとにゴールかアシストを記録しており、デビュー戦以降プレミアリーグのどの選手よりも多い595回ものチャンスを創出しているという。

プレミアリーグ年間最優秀選手賞などの個人タイトルを多く獲得してきたアザール。ベルギー代表でも3回のW杯に出場している。

スピード、テクニック、フィジカルを備えたドリブルで数々の衝撃的なプレイを見せ、世界を魅了してきたアザールの輝かしい記憶はこれからも語り継がれていくだろう。

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