リヴァプールの守備改善には遠藤航の進化が欠かせない 「遠藤をアンカーに据えることは2つの点でポジティブ」

リヴァプールでポジションを掴みたい遠藤 photo/Getty Images

まだリヴァプールの6番問題は解決していない

5日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第2節のロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズ戦でのパフォーマンスが一定の評価を得ていたこともあり、リヴァプールMF遠藤航は8日のブライトン戦で先発するのではとの期待もあった。

しかし、指揮官ユルゲン・クロップはブライトン戦でアレクシス・マクアリスター、ハーヴェイ・エリオット、ドミニク・ショボスライの中盤3枚をチョイスしており、遠藤に出番が回ってこなかった。

ただ、リヴァプールはアンカーの位置に関してまだ問題がある。マクアリスターで固定というわけにもいかないだろう。

リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』は、遠藤をアンカーで先発させていくべきとの見方を示す。遠藤の守備力がフィットすることで、やや不安定なチームの守備も安定していくとの考えだ。

「クロップは遠藤航よりも、本職とは言えないマクリスターをアンカーとして再び支持した。遠藤に関し、クロップが現段階で完全に納得していないのは明らかだ。そうでなければ、彼はもっと先発の機会をもらっているはずだ。確かに、加入当初の遠藤は機動力に疑問があったし、鋭いパサーというわけでもない。それでも、彼をアンカーとして先発に据えることによって2つの点でポジティブな効果を得られる可能性がある。まず、マクアリスターをベストポジションに移動させることができ、そこから違いを生み出せるはずだ。そして第2に、4バックの前の守備を強化することで、チームのバランスが改善される可能性がある」

マクアリスターは高いテクニックを備える選手だが、守備面で強みを発揮するタイプではない。遠藤も徐々にビルドアップに絡めるようになってきており、ユニオン戦やEFL杯のレスター・シティ戦では得点に繋がるパスもあった。

絶対的なアンカーが存在しない以上、まだ遠藤にもチャンスはあるはず。ひとまず今後もELや国内カップ戦ではローテーションで出番が回ってくると予想されるため、そこでのアピールからプレミアリーグでも先発のチャンスを手にしたいところだ。

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