田中碧の2発を含む4ゴールでカナダを圧倒 森保ジャパンが強さを見せつけ、5連勝を飾る
2ゴールを決めた田中碧 photo/Getty Images
終始強さを見せつける
9月のドイツ戦(4-1)、トルコ戦(4-2)を見事に2連勝で飾った日本代表。今回はコンディションの関係により、鎌田、堂安といったメンバーが招集外となり、三笘も体調不良により不参加となった。
カナダ戦では三笘の代わりに、中村敬斗がスタメンに選ばれ、日本代表の両ウィングはスタッド・ランスでもコンビと務める伊東と中村の2人が選ばれた。また今回日本代表に復帰した南野、中山もスタメンに名を連ねた。
対するカナダ代表もバイエルンに所属するアルフォンソ・デイビスやリールでプレイするジョナサン・デイヴィッドがスタートから出場した。
開始直後から積極的に前からプレスをかける日本代表は、開始2分に田中碧の放ったミドルシュートが相手にあたりゴールネットを揺らす。開始早々に先制点をマークした。
カナダは左サイドのA・デイビスを中心に日本ゴールへ迫る。19分にはA・デイビスが抜け出し、GK大迫との接触をVARの結果、PKと判定される。このPKをJ・デイヴィッドが蹴るも、大迫が足で防ぐビッグセーブを見せる。
25分には右サイドに抜けた伊東のクロスに中村が頭で合わせるも、これは惜しくも外れてしまう。27分には南野が獲得したFKを中村が狙うが、クロスバーに弾かれる。
39分には左サイドに抜け出した浅野のクロスは南野に惜しくも合わないが、A・デイビスのクリアがGKにあたり、オウンゴールで追加点を奪う。42分には浅野が早いプレスからボールを奪い、最後は冷静に中村にパス。中村が落ち着いて決め、前半のうちに3ゴールを奪う。
カナダは左サイドから日本のゴールに迫るが、冨安をはじめとする守備陣が最後までしっかりと相手を捕まえ、チャンスを作らせない。
前半は、カナダにPKを献上してしまう場面もあったが、チャンスを作らせなかった日本。早いプレスからのショートカウンターでゴールに迫るシーンも多く、3点をとって前半を終えた。
日本は後半冨安に代えて、谷口を投入。後半も立ち上がりからハイプレスでカナダに圧力をかける日本代表。48分には南野の折り返しを伊東が意表をつくスルーパスを送る。抜け出した田中がこの日2点目となる豪快なボレーを叩き込んだ。
56分に相手DFとの接触で負傷した中村に代えて旗手、そして遠藤に代えて、伊藤敦樹を61分に投入。カナダも流れを変えるべく、3人の選手を代えた。
カナダがボールを保持し、日本のゴールに迫ろうとするも、激しいプレスと数的有利の状況を作り出し相手にチャンスを作らせない安定感のあるディフェンスを見せる。
71分には浅野と旗手の華麗なワンツーから抜け出し、こぼれ球に南野がシュートを放つも惜しくも枠を外れる。日本代表は72分に田中に代えて川辺、浅野に代えて古橋を投入。
83分には南野に代え、橋岡を投入。毎熊が一列ポジションを上げ、旗手をトップ下、伊東が左サイドにポジションチェンジ。79分には途中出場のリアム・ミラーが強引なドリブル突破を試みるが、最後はシュートを許さない。85分には古橋のパスに抜け出した川辺がシュートを放つも、カナダGKのビッグセーブに阻まれる。
89分に左サイドのA・デイビスを起点にJ・デイヴィッドがクロスをあげ、GK大迫が弾いたところをホイレットに押し込まれ、失点を許す。
試合終了間際に失点を許すも、終始カナダを圧倒した森保ジャパンが3点のリードを守り、カナダ代表相手にしっかりと勝利を収めた。
カナダに大勝を収めた森保ジャパンは17日、ノエビアスタジアム神戸にてチュニジア代表と対戦する。
[スコア]
日本 4-1 カナダ
日本
田中碧(2分、49分)、OG(40分)、中村敬斗(42分)、
カナダ
デイヴィッド・ホイレット(89分)
日本
大迫敬介、冨安健洋(→谷口彰悟 46分)、町田浩樹、毎熊晟矢、中山 雄太、田中碧(→川辺駿 72分)、遠藤 航(→伊藤敦樹 61分)、伊東純也、南野拓実(→橋岡大樹 83分)、中村敬斗(→旗手怜央 61分)、浅野拓磨(→古橋亨梧 72分)
カナダ
ミラン・ボージャン、アリスター・ジョンストン(→リアム・ミラー 81分)、デレク・コーネリアス(→スティーヴン・ヴィトーリア 46分)、カマル・ミラー、リッチー・ラリア、イスマエル・コネ(→デイヴィッド・ホイレット 61分)、サミュエル・ピエット(→ハリー・ペイトン 61分)、ジョナサン・オソリオ(→マチュー・ショワニエール 61分)、アルフォンソ・デイビス、サイル・ラリン(→シャルル・アンドレアス・ブライン 81分)、ジョナサン・デイヴィッド