カナダ戦で見せた浅野の進化 攻守に奔走した快速FWがチームの攻撃を牽引

カナダ戦で存在感を見せた浅野 photo/Getty Images

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中村のゴールをお膳立て

13日にカナダ代表に4-1で勝利した森保ジャパン。デュッセルドルフに所属するMF田中碧の2ゴールや中村敬斗のゴールなど試合を通して、カナダ代表を圧倒した。

この試合で、存在感を示したのはボーフムに所属するFW浅野拓磨だ。セルティックの古橋亨梧、フェイエノールトの上田綺世といった同じくヨーロッパでプレイするストライカーがいる中で、この試合のスタメンに選ばれた浅野。

持ち前のスピードを活かした前線からの激しいプレスはカナダDF陣を苦しめた。42分の中村のゴールも浅野がプレスをかけ、ボールを奪ったシーンが起点だ。
またこの試合、浅野はカナダのDFのフィジカルに負けることなく、ポストプレイでも存在感を見せた。当たり負けせずに来たボールを2列目の選手に渡し、自身がまた飛び出してくプレイも多かった。惜しくも得点にはならなかったが、浅野のポストプレイから旗手が再び浅野にスルーパスを出す一連の動きも浅野の好調ぶりがわかる動きであった。

SNSでも「浅野のポストプレイと抜け出しがよかった」、「浅野神かよ」、「浅野の爆速プレスえぐい」など、カナダ戦での浅野のパフォーマンスは称賛を集めている。

浅野は今シーズン、公式戦通算8試合に出場し、3ゴールをマークしている。ここまで8試合全てにスタメン出場しており、ボーフムではしっかりと定位置を確保している。

古橋や上田、そして今回は怪我のため、不参加となった前田大然など、日本代表のCFのポジション争いは熾烈だ。しかし、カナダ戦の浅野は同じポジションを争うライバルたちにもプレッシャーを与えるほどのパフォーマンスを見せた。

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