“市場価値7000万ユーロ”の頃の輝きを フィオレンティーナでCLを目指すアルトゥールの戦い

フィオレンティーナでプレイするアルトゥール photo/Getty Images

フィオレンティーナでの活躍からセレソン復帰が理想の道

今夏にユヴェントスからフィオレンティーナにレンタル移籍し、いきなり主力としてフル稼働しているブラジル人MFアルトゥール・メロ。

これまで所属してきたバルセロナ、ユヴェントス、リヴァプールでは苦い思いも味わってきたが、フィオレンティーナでのスタートは上々だ。

チームも今季開幕から8試合で5勝2分1敗と好調を維持しており、セリエAで4位につけている。アルトゥールも8試合すべてに出場していて、欧州に出てきてからでは1番充実した時間を過ごしているとも言える。

ブラジル『EFE』によると、アルトゥールはチャンピオンズリーグ出場権を獲得したいと意気込む。

「僕たちにはチャンピオンズリーグ出場権を獲得するという野望がある。重要なのは一貫性を保つことであり、勝利のメンタリティを持ってすべての試合に臨まなければならない。非常に良いスタートを切れたけど、道のりは長いからね。どの試合も決定的なものになる可能性がある」

「個人的にはブラジル代表に戻りたいと思っているけど、そのためにはフィオレンティーナで結果を出す必要があることは理解しているよ」

かつては7000万ユーロもあった市場価値も、今では1500万ユーロにまで低下した。リヴァプールでは怪我に苦しみ、欧州挑戦から評価は下がるばかりだ。

今季はフィオレンティーナでそれを挽回するチャンスだが、個人もチームも好調を維持できるのか。フィオレンティーナの中盤をコントロールする今季のアルトゥールは見逃せない存在だ。

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