アメリカはまだサッカー強豪国になれない? ドイツに3失点敗北「世界のエリートに近づけない理由に……」

ドイツとの親善試合に敗れたアメリカ photo/Getty Images

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まだ攻守に課題ありとの評価

メキシコ、カナダとの3国共催でのワールドカップ2026へ、着々と強化を進めるアメリカ代表。欧州トップクラブでプレイする選手も増えてきたが、果たして2026年大会で上位へ食い込めるだろうか。

15日には不振が続くドイツ代表との親善試合をおこなったが、結果はホームで1-3と敗北。ハンジ・フリックからユリアン・ナーゲルスマンに指揮官が代わったドイツ代表を崩し切れなかった。

FWクリスティアン・プリシッチのゴールで先制したところまでは良かったが、米『ESPN』はまだまだ課題が多いと指摘する。
1つは、ビルドアップの部分だ。ドイツ相手にも後方から繋ぐ意識は見せていたが、相手のプレスを受けてあっさりとロストしてしまう場面も見られた。そこからドイツにショートカウンターを喰らってしまうこともあり、同メディアは昨年0-2で敗れた日本代表との親善試合でも見られた問題点と指摘する。

「アメリカの自陣におけるパフォーマンスには、まだ十分な改善の余地が残されている。ドイツに対する明らかな問題の1つは、アメリカがドイツのプレス対応に苦戦していたことだ。ドイツはアメリカのディフェンシブサードにて10回のボールリカバリーを達成した。これは昨年のワールドカップ直前に行われた、0-2で敗れた日本戦以降では最多の数字だった」

攻撃面もそうだ。相手陣内深くまで攻め込むシーンは何度かあり、FWティモシー・ウェアやプリシッチ、MFユヌス・ムサなど個人技でボールを運べる選手もいる。ただ、最後の場面で雑になるところが見受けられる。

「アメリカはファイナルサードでの正確さをまだ欠いており、それが依然としてこのチームの最大の弱点の一つであり、まだ世界のエリートに近づけない大きな理由となっている。クロスが意図したターゲットより少しずれたり、ボールが高すぎたりといったシーンも珍しくない」

同メディアはこう指摘しており、まだ世界トップとの差が開いているとの見方だ。身体能力が高く、馬力がある選手は確実に増えている。それは魅力だが、細かい精度は3年後への改善点だ。

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