新生・森保ジャパンの右サイドを支配した 23歳の菅原由勢は「エールディヴィジで最も過小評価されてる選手の一人」

森保ジャパンでも主力になっている菅原 photo/Getty Images

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酒井宏樹の後継者として右の1番手に

ワールドカップ・カタール大会終了後より、森保ジャパンの右サイドバックとして存在感を高めているのがAZ所属の菅原由勢だ。

すでにオランダ・エールディヴィジでは高い評価を得ており、AZでも不動の右サイドバックだ。攻撃性も高く、最近は守備面でも粘り強さが出てきた。

市場価値も1000万ユーロまで上昇しており、移籍情報サイト『Transfermarkt』でオランダ・エールディヴィジを担当するケビン・ルックス氏は過小評価されている選手の1人と称賛する。
「私の意見だと、菅原はエールディヴィジで最も過小評価されてる選手の一人だ。サイドバックとして常に安定したレベルのパフォーマンスを見せており、調子の悪いゲームはほとんどない。オールラウンダーでもあり、彼のクロスからチャンスが生まれることも多い。まだ23歳ではあるが、今季はAZの中でもリーダー的な役割を果たしている。彼について移籍に関する噂がほとんどないのには驚かされるが、もし今のようなパフォーマンスを続けていれば、欧州4大リーグのクラブが次の市場でAZの門を叩くに違いない」

菅原にはイングランドの名門リヴァプールが関心を示しているとの情報も出ていたが、エールディヴィジでの経験は十分だ。4大リーグで欧州カップ戦出場権を争うようなクラブでもプレイできるのではないか。

17日に行われたチュニジア代表との親善試合では、試合途中から右のウイングへとポジションを上げていたが、菅原はその役割をこなせるほど攻撃性が高い。縦への推進力もあり、カタール大会まで日本代表を支えてきた酒井宏樹とは異なる強みを持っている。

23歳という年齢を考えても伸び代十分で、2026年までにどこまで成長するか楽しみな代表選手の1人だ。

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