《自陣でリーグトップ2322本》のパスが示すブライトン流 デ・ゼルビ・ボールが巻き起こす旋風

デ・ゼルビの下で面白いサッカーを展開するブライトン photo/Getty Images

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週末のマンC戦では戦術バトルにも注目

今月の代表マッチウィークも終了し、再びクラブでの戦いが始まる。

週末のイングランド・プレミアリーグで注目カードの1つに挙げられるのが、日本代表FW三笘薫の所属するブライトンVSマンチェスター・シティの一戦だろう。

ブライトンは8試合を消化して16失点と守備が崩壊気味ではあるが、攻撃面ではリーグトップの21ゴールを奪っている。マンC相手にも攻撃的なスタイルを貫いてくるはずで、ロベルト・デ・ゼルビVSジョゼップ・グアルディオラの超ハイレベル指揮官対決も注目ポイントだ。
英『sky Sport』もこの一戦を前に、デ・ゼルビがブライトンに植え付けるポゼッションベースの戦いに注目している。ブライトンはポゼッションだけのチームではないが、後方からの組み立てにデ・ゼルビがかなりこだわっているのは確かだ。同メディアは、ブライトンの戦いを新時代のポゼッションと取り上げる。

「今季の『デ・ゼルビ・ボール』は、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルといった対戦相手よりも多くボールを動かし、ハイプレスも駆使しながら誰よりも多くのシュートを決めてきた。彼らのサッカーは、これまでと異なるポゼッションゲームだ。ハイプレスで敵を誘い込み、そこを突破する」

「今季のブライトンがマンCより上の順位でフィニッシュするとは誰も考えていない。しかし、昨季6位に入ったチームから中盤の核を奪われ、予算も限られ、欧州カップ戦での戦いもあることなどを考慮すれば、44歳のデ・ゼルビは驚異的な成績を収めている」

細かい数字を見ると、今季のブライトンは自陣でのパス成功数が2322本でリーグトップとなっている。一方でロングボールの本数はリーグで2番目に少ない332本に留まる。この数字からもデ・ゼルビのこだわりが見て取れる。

それがリーグトップの21ゴールに繋がっていて、相手ペナルティエリアでのボールタッチ数もリーグ4位となる271回を数える。自陣での組み立てからチャンスに繋げられている証拠であり、このスタイルがマンC相手にどこまで通用するのかも楽しみだ。

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