グアルディオラとシメオネ まったく違う指揮官の指導でロドリは“世界No.1アンカー”となった「それがサッカーの美しさ」

マンCで活躍するロドリ photo/Getty Images

攻守両面でパーフェクトなMFに

所属するマンチェスター・シティ、さらにスペイン代表でも不動のアンカーとなり、現世界最高の守備的MFとの評価もあるMFロドリ。

元より確かなポテンシャルがあったのは事実だが、ロドリのキャリアはなかなか指導者に恵まれている。1人はアトレティコ・マドリード時代に指導を受けたディエゴ・シメオネ、そしてもう1人は現在マンCを指揮するジョゼップ・グアルディオラだ。

シメオネとグアルディオラはまるで異なるスタイルを好む指揮官で、ロドリはそれに適応してきた。それが守備的MFとしての引き出しを増やすことに繋がったのは間違いない。

スペイン『Cadena Cope』によると、ロドリも2人からの指導が大きかったと振り返る。

まずグアルディオラについては、「彼は僕のキャリアの中で最も影響力のある監督だよ。彼は僕が到達できるとは思っていなかったレベルまで引き上げてくれたからね」とコメントしており、マンCでは守備に加えて高度なパス技術が求められる。

アンカーはグアルディオラが最もこだわっているポジションと言うこともでき、ロドリの攻撃性はアトレティコ時代よりも明らかに進化している。

一方のシメオネについては、「シメオネは僕が知らなかったサッカーを教えてくれた。競争心、ハングリー精神も高めてくれたし、彼のおかげで大きく成長した。2人は異なるサッカーを志向しているけど、それがサッカーの美しさでもある」とコメントしている。

守備の強度など、シメオネの下だからこそ学べたものも多いだろう。2人の指導でパーフェクトな守備的MFとなっており、マンCとスペイン代表の両方で不動の戦力として君臨している。

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