チェルシーを支える “39歳” チアゴ・シウバ 精神的支柱の大ベテランが語った若手選手への思いとは 「私には彼らほど時間がないから……」

チェルシーを支えるチアゴ・シウバ photo/Getty Images

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リーグ戦は全試合スタメンフル出場

プレミアリーグ9試合を終えて、3勝3分3敗で10位につけるチェルシー。マウリシオ・ポチェッティーノ新監督の下、いいスタートは切れなかったが、直近4試合は3勝1分で調子を上げてきている。

チェルシーは若手選手の補強を積極的に行うため、チームの平均年齢は『transfermarkt』によると23.7歳となっており、プレミリーグのクラブでは最も若い(トッテナムは25歳、アーセナルは24.8歳、マンCは25.7歳、リヴァプールは25.9歳)。

年齢として中堅クラスとなる28歳のラヒーム・スターリングでさえ、チェルシーの中ではベテランとなる年齢だ。そんな若手中心のチェルシーではあるが、チームに欠かせない存在なのがDFチアゴ・シウバだ。ACミランやPSGといった強豪を経験してきたシウバも今では39歳となっている。
現役を引退していてもおかしくない年齢だが、シウバは未だにピッチで抜群の存在感を放ち、チームに欠かせない選手の1人だ。今シーズンもリーグ戦9試合すべてでスタメンフル出場を記録する鉄人ぶりを見せており、若手中心のチームをピッチの底から支えている。そんなシウバはチェルシーの公式サイトで若手選手たちへの思いを語っている。

「私には彼らほど時間がないから、自分を追い込んでいる。自分に厳しいので、負けてニコニコして帰ったり、気楽に生きることはできないんだ。この状況を少しは受け入れることができるようになったが、私は常に選手たちに対して厳しい態度を取るようにしている」

「人生で何が起こっても、常に最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。全力を尽くし、ベストを尽くすんだ。なぜなら、たとえ彼らにはまだ時間がたくさんあるように見えても、次のチャンスは与えられないからだ」

「だから、できる限りベストを尽くすことができれば、それは間違いなく僕らにとってプラスになる」

39歳のシウバは若手選手たちに常にベストを尽くすことを促し、常に高い基準をこれからも求め続けるとコメントしている。若い選手が多いチェルシーにとっては、シウバのように長い間ヨーロッパの第一線で活躍し、数々のタイトルを獲得してきたレジェンドがチームにいることが心強いに違いない。

39歳という年齢でありながらも第一線で活躍するシウバ。ピッチの底からチームを支える精神的支柱の存在が若手中心のチェルシーの躍進に欠かせない役割を担う。

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