セリエAで“20ゴール”奪った3年前の輝きはどこに…… 1シーズンだけ大覚醒した198cm大型FWの今

クロトーネ時代のシミー photo/Getty Images

市場価値は60万ユーロまでダウン

3シーズン前の活躍は一時的なものだったのだろうか。2020-21シーズンにセリエAでゴールを量産した大型ストライカーのことを覚えている人は少ないかもしれない。

2020-21シーズン、クロトーネのエースとしてセリエAで20ゴールを奪ったのは198cmの大型FWシミーだ。

ナイジェリア代表でもプレイ経験のあるシミーは一躍有名な存在となり、トップクラブでのプレイも可能かと思われた。しかも、当時のクロトーネはシミーの活躍がありながら19位でシーズンを終了。セリエBに降格してしまったのだ。

降格するほど苦戦したクラブで20ゴールを奪ったシミーの得点力は大いに話題を呼び、その夏にはサレルニターナへと移籍。セリエAでのプレイを継続することになったのだが、何とサレルニターナの一員として迎えた2021-22シーズンは前半戦で1ゴールしか奪えなかった。

シーズン途中にはセリエBのパルマにレンタル移籍したものの、ここでも1ゴールと振るわず。

昨季はセリエBのベネヴェントへとレンタル移籍したが、ここでも22試合の出場で0ゴールと全く結果が出なかった。セリエAで得点を量産していた選手がセリエBで得点を奪えなくなるのも不思議だが、ベネヴェントでは戦力になれなかったのだ。

戻ったサレルニターナでは構想外となっており、31歳を迎えているシミーは活躍の場を失っている。800万ユーロまで上がった市場価値も今では60万ユーロまでダウンしているが、クロトーネ時代の輝きは戻らないのか。

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