「ジェラードのチームは悲惨だ」 サウジで思うような結果出ない現状に厳しい批判も

アル・イテファクを指揮するジェラード photo/Getty Images

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名将への道は遠く?

イングランド黄金世代から名将は出てくるだろうか。名選手が名監督になるとは限らないが、サウジアラビアで厳しい視線を向けられているのがスティーブン・ジェラードだ。

選手としてはリヴァプール、イングランド代表の主軸として絶対的な存在だったジェラードだが、指揮官としてはまだ駆け出しだ。スコットランドのレンジャーズでは結果を残したが、その後チャレンジしたイングランドのアストン・ヴィラでは失敗。

今夏には大型補強を展開していたサウジアラビアのアル・イテファクの指揮官に就任したのだが、成績は10試合を終えて5勝2分3敗と少々渋い。順位は7位となっており、ここ3試合はリーグ戦での白星がない。
チームはリヴァプールからMFジョーダン・ヘンダーソン、オランダ代表でも活躍してきたMFジョルジニオ・ワイナルドゥム、エヴァートンからドリブラーのFWデマライ・グレイ、リヨンからセンターフォワードのムサ・デンベレなど実力者を獲得しているが、思ったほど順位が上がってこない。

英『The Sun』は指揮官ジェラードにプレッシャーがかかり始めていると取り上げており、SNS上でも厳しい意見が寄せられている。

「偉大な選手であっても、それは優れた監督になることを意味するわけではない。監督の能力には限界があり、彼はサウジリーグの難しさを理解できなかったのだ」

「ジェラードのチームは悲惨だ。どうにか修正しなければならない」

「言い訳は受け入れられない。これがチームの現状だ」

この世代といえば、フランク・ランパードやガリー・ネビルなど指揮官で悔しい思いを味わった者も多い。この黄金世代から名将候補が出てくると面白いのだが、サウジアラビアに向かったジェラードも思い描いた通りには進んでいないか。

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