「すぐに遠藤の存在を忘れさせた」 ブンデス2位と大躍進のシュツットガルトで遠藤航の穴を埋めたのは

シュツットガルトの中盤に入るスティラー(左) photo/Getty Images

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遠藤、ソサら主力を手放しながらの大躍進

ブンデスリーガ開幕から8試合を消化し、7勝1敗の成績で2位につけるシュツットガルト。まさか昨季16位に沈んだシュツットガルトがこんなロケットスタートを切ると誰が予想しただろうか。

しかもチームは今夏にMF遠藤航、DFボルナ・ソサ、コンスタンティノス・マヴロパノスといった主力を手放している。そこからの2位スタートはかなりの衝撃だ。

その立役者は14ゴールも奪っているFWセール・ギラシなのだが、他にも注目すべき選手はいる。
独『Kicker』が称えるのは、遠藤の穴を埋める22歳の若き守備的MFアンジェロ・スティラーだ。

今夏にホッフェンハイムから加わったスティラーは、バイエルンのアカデミー出身者だ。現在シュツットガルトを指揮するセバスティアン・ヘーネスもバイエルンのアカデミーで仕事をしていたことがあり、スティラーはその教え子でもある。

「遠藤航がVfBを離れてリヴァプールに移籍したとき、そこには大きな不安があった。誰がキャプテンを務めた遠藤の役割を果たすことができるのか?この点に関して、アンジェロ・スティラーがその役割をこなすと考えた人はほとんど誰もいなかった。だが、22歳のスティラーはすぐに遠藤の存在を忘れさせた」

同メディアはこのように伝えており、スティラーの獲得は当たりだった。初出場となった第3節のフライブルク戦からフル出場を続けており、ここまでスティラーが出場したゲームは全勝だ。

シュツットガルトにとって精神的支柱でもあった遠藤の退団は痛手だったはずだが、ここまではその穴を感じさせない。ギラシの方が話題になりやすいが、新天地で奮闘する22歳のスティラーも注目の価値ありだ。

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