決定率がわずか “9%”のチェルシー タレント揃いの前線を擁するも139本のシュートでわずか13ゴール

ブレントフォード戦に敗戦したチェルシー photo/Getty Images

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ブレントフォード戦でも17本のシュート

プレミアリーグ10試合を終えて、3勝3分4敗のチェルシー。

チェルシーは、マウリシオ・ポチェッティーノ新監督の下、少しずつ調子を上げてきたかのように思われた。10節のブレントフォード戦を迎える前の直近4試合は3勝1分と負けなし。アーセナルを相手にも堂々の戦いぶりを見せていた。

このまま勝ち点を積み重ねていくことが考えられたチェルシーだったが、ブレントフォードに0-2の敗戦を喫した。ブレントフォードがこの試合、7本のシュートを放ったのに対し、チェルシーのシュート数は17である。また、5本の枠内シュートを記録したブレントフォードに対し、チェルシーはわずか2本となっている。
シュートまではいけるものの、そこからの精度を欠くチェルシー。FWニコラス・ジャクソンやFWラヒーム・スターリング、MFコール・パルマー、FWノニ・マドゥエケ、FWミハイロ・ムドリクといったタレント揃いの攻撃陣を擁するも決定力不足となっている。

『Planet Football』によると、チェルシーはこれまでリーグ戦で139本ものシュートを打っているが、枠内シュートはわずか44本だという。139本のシュートのうち13ゴールを記録しているため、チェルシーの決定率は約9%ほどとかなり低い。また枠内シュート率もわずか32%ほどとなっている。

チャンスを作り、シュートまでの機会は増やすことができているが、肝心なシュートが決まっていない。若い選手も多くこれから伸びてくる選手も出てくる可能性は十分にあるが、現段階でチェルシーは決定力不足と言わざるを得ない。

昨シーズンブンデスリーガで16得点をマークし、得点王に輝いたFWクリストファー・エンクンクが現在は怪我で離脱しており、同選手復帰後は改善する可能性はあるだろう。それでもチェルシーはストライカーの獲得を冬の移籍で画策している噂も浮上している。

チェルシーがこれから勝ち点を積み重ねていくためには、チャンスを確実にモノにしていく決定力の改善が必要となる。

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