エースは1G、0G0Aのアタッカーが6人 ユナイテッドの得点力不足が深刻すぎる

結果が出ないラッシュフォード photo/Getty Images

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自慢のアタッカー陣が沈黙

先週末のマンチェスター・ダービーに0-3と敗れ、8位にとどまるマンチェスター・ユナイテッド。ここのところは粘り強さを見せて勝ちをもぎ取っており、公式戦3連勝で臨んだが、ライバル相手にいいところなく敗れてしまった。

マンチェスター・シティのシュート21本に対し、ユナイテッドは7本と、攻勢に出ることができていない。この試合に限らず、今季のユナイテッドは得点力不足が深刻だ。総得点数「11」はいかにも寂しく、トップハーフの10チームでは最低となっている。

内訳を見ても、攻撃がうまくいっていないのは明らかだ。エースFWのマーカス・ラッシュフォードはこれまでリーグ戦1ゴールのみ。ダービーでのパフォーマンスと、その後にナイトクラブで誕生日パーティを行ったという振る舞いが批判を呼んでいる。英『Daily Mail』は「昨季30ゴールを記録した彼は週給30万ポンドの契約を結んだが、今ではエリック・テン・ハーグとユナイテッドのファンは彼の将来に疑問を抱いている」と報じた。
不調なのはラッシュフォードだけではない。アタッカー陣の多くは結果を出すことができていない。アントニー、ジェイドン・サンチョ、アントニー・マルシャル、メイソン・マウント、アレハンドロ・ガルナチョ、そしてラスムス・ホイルンド。この6名を合計しても、リーグ戦0ゴール0アシストとなっている。負傷やピッチ外の問題も重なった結果、深刻な得点力不足に見舞われてしまった。

得点を取っているのは中盤から後ろの選手ばかりで、この点は今季のユナイテッドのチグハグさを表している。ビルドアップに優れたGKアンドレ・オナナを獲得したというのに、アタッカーの得点まで繋がる攻撃を組み立てることができていない。

自慢のアタッカー陣が沈黙してしまっているのは、指揮官のチーム整備に問題があるのか。次はカラバオカップでニューカッスルを迎えるが、攻撃の再整備は急務だ。

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