首位を走るトッテナムを最後尾から支えるGKヴィカーリオ プレミアで躍動する守護神がイタリア代表でも正GKの座を掴むのは時間の問題か

トッテナムの守護神ヴィカーリオ photo/Getty Images

今夏加入した新守護神

プレミアリーグを10試合終えて首位を走るトッテナム。アンジェ・ポステコグルー新指揮官の下、8勝2分という最高のスタートを切っている。

ここまでFWモハメド・サラーに並び、リーグ2位となる8得点を決めている韓国代表FWソン・フンミンや新加入のMFジェイムズ・マディソンの目覚ましいが、チームを最後尾から支えるGKグリエルモ・ヴィカーリオもここまでのトッテナムを語る上で欠かせない選手の1人だ。

今夏にエンポリから1900万ユーロ(約30億円)ほどの移籍金で加入した守護神は、今シーズン大活躍を見せている。

元エンポリの監督であるパオロ・ザネッティ氏は英『BBC』にて、「彼は最強ではないにせよ、トップ3には確実に入るし、非常に謙虚な少年でもある。実際のところ、彼は強くなることを知っており、この技術と謙虚さが彼をさらなるレベルへ連れて行くことができる」とコメントしており、クラブのGKコーチと常にスキルアップに取り組んできた姿勢を評価している。

昨年の9月にイタリア代表に初招集されたヴィカーリオだが、代表での出場はまだない。しかし、同選手へのイタリア国内での評価も上がってきており、伊『Corriere dello Sport』が行った「アズーリの先発ゴールキーパーは誰になるべきか」との調査ではGKジャンルイジ・ドンナルンマを抑え、ヴィカーリオが68%もの票を獲得しているという。

首位を走るトッテナムを最後尾から支えるヴィカーリオ。スパーズの守護神がイタリア代表の正GKの座を掴み取ることもそう遠くはないのかもしれない。

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