9戦負けなしとアロンソ・マジックは続く フリンポン、ジャカ、ボニフェイスら躍動のレヴァークーゼンが強い

チームを指揮するシャビ・アロンソ photo/Getty Images

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未だ無敗で首位キープ

シャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンの快進撃は止まらない。先日にはフライブルクを2-1で退け、未だ開幕から無敗を維持している。8勝1分で首位をキープと、そのパフォーマンスは圧巻だ。

選手の頑張りはもちろん、やはりレヴァークーゼンでは41歳の青年指揮官シャビ・アロンソの手腕に注目が集まる。レヴァークーゼンの攻撃は面白いようにパスが回っており、強いことに加えて見る者を魅了している。そのサッカーを植え付けたアロンソの評価が急上昇するのは当然だ。

スペイン『MARCA』もレヴァークーゼンのサッカーに注目しており、その強さを次のように解説している。
「シャビ・アロンソのサッカーの基本コンセプトは、常に試合をコントロールすることにある。ビルドアップの段階では、3-2-4-1システムのウイングバックが重要な役割を果たす。その位置に入るのはフリンポンとグリマルドだ。フリンポンは、ここまでブンデスリーガで最も多くのスプリントを行った選手(322回)であり、最高速度も35.96 km/hとリーグで4番目の数字を残している」

「中盤ではジャカがゲームプランに不可欠だ。ジャカはブンデスリーガで2番目に多くのパスを成功させていて(871本) 、そのパス成功率 はリーグ第7位となる92%だ。さらにファイナルサードでのパス本数はトップだ(104本)。走行距離もブンデスリーガで7番目となる104.6kmを記録している」

ビルドアップも、ただポゼッションするわけではない。縦パスが入ったところから一気にスピードアップするところが特長的で、これについては司令塔のジャカも素早いプレイが求められていると語る。

「監督はポゼッションを求めているけど、単に左から右にボールを動かすことは望まない。僕たちは常に前線のトップにいる選手を探している。速いプレイをすることで、得点の可能性が出てくるんだ」

前線ではテクニシャンのフロリアン・ヴィルツ、パワーと決定力を備えるヴィクター・ボニフェイスが構えており、ここにボールが入ればかなり危険だ。

今のところレヴァークーゼンに失速の気配はない。バイエルンとのレースを制するには勝ち続けるしかないが、このままレヴァークーゼンが最後まで首位を維持したとしてもサプライズではないだろう。

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