苦しい時こそ問われるキャプテンの資質 批判の声もある中、指揮官が信頼を寄せるB・フェルナンデスがチームの復調の鍵を握る

今季よりキャプテンとなったB・フェルナンデス photo/Getty Images

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フラム戦では劇的決勝弾

今夏にFWラスムス・ホイルンドやMFメイソン・マウント、GKアンドレ・オナナといった新戦力を積極的に獲得したマンチェスター・ユナイテッド。

しかし、シーズン序盤で守備陣に多くの怪我人を出してしまったため、ここまで6勝5敗で8位に沈んでいる。第11節のフラム戦では、後半ATにMFブルーノ・フェルナンデスのゴールでなんとか勝利を収めた。

なかなか本来のパフォーマンスを発揮できていないマンUだが、批判の的になっている1人はキャプテンのB・フェルナンデスだ。今シーズンよりキャプテンに就任したMFは、苛立ちを見せるプレイもあり、キャプテンとしての資質を疑われる試合もあった。
しかし、指揮官のエリック・テン・ハーグは、B・フェルナンデスはチームの模範であると、コメントしており、キャプテンを称賛している。

「私が彼をキャプテンにした時から、彼は何度も私たちを救ってくれた。彼はエネルギーを与える選手だ。彼のプレスを見ただろう。彼はまさに模範となる選手だ。彼はピッチの内外で常にリスクを冒している。私はキャプテンに満足している」(英『Evening Standard』より)

ピッチ内での振る舞いが、度々批判されることもあるB・フェルナンデスだが、フラム戦ではその批判を跳ね返す決勝点を決めた。マンUが好調の時は間違いなくこの男が中心にいる。

プレミア屈指のチャンスメイカーである同選手の調子が上がって来れば、現在は影を潜めているマンUの攻撃陣も力を発揮してくるだろう。

チームが苦しい状況にいる今こそ、キャプテンの力が試される時が来ているのかもしれない。

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