スアレスが見せた“19分間”の衝撃ゴールショー 36歳になっても得点力の高さは健在

今季はグレミオでプレイするスアレス photo/Getty Images

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ハット達成でチームを大逆転勝利へ導く

これまでアヤックスやリヴァプール、バルセロナ、アトレティコ・マドリードなど、数々のビッグクラブで結果を残してきたウルグアイ代表FWルイス・スアレス。今季からはブラジルの名門グレミオでプレイしている同選手だが、36歳の今もなお、その得点力の高さは健在だ。

現地時間9日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第33節で、首位に立つボタフォゴと対戦したグレミオ。1-2で試合を折り返し、後半開始早々(46分)にも得点を奪われる苦しい展開となったが、このチームの窮地を救ったのがキャプテンマークを巻いたスアレスだ。

1-3となった直後の50分、左サイドからカットインしたフェレイラがシュートを放つと、相手にディフレクションしたボールがファーサイドにフリーでいたスアレスのもとへ。スアレスはシュートブロックに入ってきたDFを冷静にかわし、シュートをゴールに突き刺した。
これで勢いに乗ったスアレスは、53分にはフェレイラのアーリークロスから、69分にはアティアス・ビジャサンティとのワンツーによる鮮やかな中央突破から立て続けにゴールを決め、1点目からわずか19分間でハットトリックを達成。チームを4-3の大逆転勝利へと導いてみせた。

2位パルメイラスと3位ブラガンチーノも今節の試合を落としたため、グレミオは暫定ではあるものの(ブラガンチーノの消化試合が1つ少ない)4位から一気に2位まで浮上。また、ボタフォゴが9月以降調子を落とし、現在4連敗中と急失速していることもあり、首位との勝ち点差も「1」まで縮まっている。

今季はここまで公式戦48試合に出場し、23ゴール16アシストを記録しており、その衰え知らずっぷり披露しているスアレス。インテル・マイアミ(MLS)への移籍話が過熱し、グレミオとの契約が「2024年いっぱい」から「2023年いっぱい」に変更されたことで、年明けにもバルセロナ時代に多くのタイトルを獲得した盟友リオネル・メッシやセルヒオ・ブスケッツらと再共演するのではないかと噂されている。優勝争いだけでなく、今後の去就にも注目が集まりそうだ。

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