今夏のビッグディールを成立させたのはE・フェルナンデス? 英国史上最高額の移籍を記録したカイセドが語る舞台裏

チェルシーの中盤を支えるE・フェルナンデスとカイセド photo/Getty Images

エンソ・フェルナンデスからの電話が決め手か

今夏にブライトンからチェルシーに英国史上最高額となる最大1億1500万ポンド(約212億円)もの移籍金で加入したMFモイセス・カイセド。

多くのクラブが注目したカイセドの争奪戦は最終的にリヴァプールとチェルシーに絞られた。兼ねてからチェルシーへの移籍が濃厚とされていた中、リヴァプールが1億1000万ポンド(約202億円)もの移籍金を提示し、クラブ間合意に至ったとの報道が報じられていた。

このまま、リヴァプール加入かと思われたカイセドであったが、選手自身がチェルシーを望んでいたため、最終的にはチェルシーへの移籍が決まった。最後までさまざまな騒ぎが起こった同選手の移籍だが、同選手の移籍にはチェルシーのMFエンソ・フェルナンデスが大きく影響しているようだ。

英『Sky Sports』にてE・フェルナンデスはカイセドに「チェルシーは偉大で野心的なクラブなので、来た方がいいと電話して伝えた」と語っている。この会話を思い出したカイセドはこのように振り返っている。

「とてもいい会話だった。つまり、世界最高のミッドフィールダーの1人で、世界チャンピオンが電話をかけてきてくれたのだ。電話を受けたのはとても素晴らしいことだったし、彼は私にここに来るよう説得してくれた」

「彼は、『チェルシーは素晴らしいクラブだ。若い選手がたくさんいるし、ここには団結力がある』と言っていた。 私はいつもチームの絆を楽しんできた。その絆があれば、どんな状況に直面しても対処できると思うからだ。それが私がここに来た動機だ」

カイセドは契約が成立する前にE・フェルナンデスと電話で会話をしたことがチェルシーへの移籍の決め手の1つになったと語っている。

現在、この2人はチェルシーの中盤でコンビを組んでおり、チームの中盤から支える貴重な存在だ。チームの心臓部分を担う2人はチェルシーがこれからかつての力を取り戻す上で、欠かせない存在となるに違いない。

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